花見と通訳ガイド試験と3

 

椿山荘近くの神田川の桜を見に行くには、高田馬場駅から早大正門前までバスに乗ります。

早稲田大学では、この時期は入学式です。

新入学の学生は、一目でわかります。

早稲田大学のシンボル大隈記念講堂前でご両親と記念写真を撮ったり、とても嬉しそうです。

早稲田大学といえば、日本の大学のトップグループの1つ。

何のかんの言っても、今の日本の多くのご家庭にとって、子供がいい大学に入学できるようにする、というのは、一大プロジェクトです。

「お受験」というテーマは、2015年度の全国通訳案内士試験二次口述プレゼンに出題されていますね。

これも日本の文化というべきでしょう。

(「お受験」のモデルプレゼンが掲載されている『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅱ』)

ちなみに「エスカレーター式の学校」は、英語でどう言うか、ご存知でしょうか。

これは、escalator school とそのまま言うのですね。Wikipedia にも載っています。

日本的事物として、そのうち試験に出題されるかもしれません。

近くには、大隈庭園があります。

大隈庭園は、大隈重信の屋敷跡ですが、その前、江戸時代は、彦根藩の下屋敷があり、その時の大名庭園が元になっているそうです。

「大名庭園」や「もと~藩の下屋敷」も、通訳ガイド試験に頻出です。

昨年度(2023年度)の二次口述プレゼンで出された「兼六園」は、加賀藩の大名庭園です。

2016年度の通訳問題で「赤坂迎賓館」が出題されていますが、迎賓館はもともと紀伊徳川家の下屋敷であった、という一節が問題文に含まれています。

(「迎賓館赤坂離宮」の問題を掲載した『H28過去問詳解ダイジェスト』)

彦根藩といえば、彦根城と「ひこにゃん」ですね。

彦根城は、一次筆記試験の一般常識などで問われており、そろそろ二次口述に出そうです。

「ひこにゃん」は、「招き猫」というお題で、2015年度に出題されています(解答例掲載書籍は、上掲の『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅱ』)。