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2023年度通訳案内士試験合格体験レポート
再現性の高い理論&圧倒的クオリティのPEP!
攻め、守り、耐える力で一発合格!
- 1. 自己紹介M様(東京都在住)
- 2. PEP英語学校との出会い
- 3. 講座、教材、教授法で役に立った点
- 4. 二次口述本試験の様子
- 5. 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は医師をしています。英語学習については、これまで英検準1級とTOEIC885を取得してきました。全国通訳案内士試験については、数年前にその存在を知り、今回、初めて受験しました。一次筆記試験では、英語、実務、一般常識を受験(日本地理と歴史は、歴史検定2級・旅行業務取扱管理者を取得して免除)して合格。そして二次口述にも合格し、このたび初挑戦で、2023年度の全国通訳案内士試験に最終合格することができました。
SNSで知り合った、通訳案内士・兼・女性歯科医師の先生に、「PEPの杉森先生を信じてついていけば、絶対大丈夫だから!」と激推しされたのがきっかけです。
一次筆記試験合格直後に、まず「二次口述特別動画セミナー」を受講しました。講義では「通訳はイタコである」のキャッチーなフレーズを聞き、最初は頭に「???」マークが浮かびましたが、やがて杉森先生の明確な論理展開にみるみるうちに引き込まれていきました。
そして「受講者に対して、こんなに強く印象付けることができて、さらにわかりやすく深く納得できる講義をされる先生なら、絶対間違いない」と、直感的に確信しました。
Skype個人レッスンの受講を実際に始めてみると、その内容は、想像以上に本当に素晴らしいものでした。
まず、指定のPEPオリジナル教材があるのですが、これらは全て過去問をベースに作られています。通訳案内士に限らず、どの検定試験や資格試験においても「過去問をどれだけ血肉にするか、が合否を左右する」つまり、「過去問を制する者は試験を制す」は鉄則だと思います。
杉森先生は、プレゼン、通訳、実務の全課題において、何年に、どの問題が、過去何回出たのか、全て把握されています(レッスン中に参照年を教えてくださるのですが、過去の出題を全て覚えていらっしゃることに、私は驚きを隠せませんでした)。
このように綿密な過去問分析の上で作られた教材を学ぶことは、間違いなく合格への最短距離を走ることとなります。
次に「過去問が大事なのは分かったけれど、全てのテーマを丸暗記はできないし…」という悩みが出てくると思います。そこで、杉森先生がさまざまなテーマの「捌き方」を「再現性の高いやり方」で教えてくださいます。
具体的にはプレゼンパートにおいて、事前に覚えた2、3行の英文説明ブロックを、「すばやく選び」、「適切に組み立てる」方法を伝授してくださいます。プレゼンでは、ここが最も大切です。この点を明示し、生徒に実践させ、さらに厚いフィードバックをくださる予備校は、私が探した限りPEP以外にありません。
この訓練によって、事前準備可能な日本伝統文化のテーマでは自信を持って答えられますし、逆に馴染みのない苦しいテーマでもなんとかうまく切り抜けられます。攻めと守り、両方のプレゼン能力を鍛えてくださいました。
通訳パートのレッスンも流石の一言です。
PEPのレッスンを受ける前、私は、とにかくノートテイキングや速記を頑張り、そのメモを英訳する、というやり方をしていました。この方法だと、メモを見ても自分の字の汚さのため、英訳どころか日本語で再現することもできない、といった状態でした。
しかし、PEPの最初のレッスンでは、大意を捉えて説明するため、まず日本語でリテンションの練習を行ってくださいました。日本語で繰り返せる=内容を理解し覚えている⇒すると英訳もできる、という理論でした。実際やってみると本当にその通りで、回を重ねる毎にみるみる訳の精度が上がりました。
世間の他の通訳案内士試験対策講座では、なぜか通訳パートが軽視されがちなように感じます。「間違ってても、楽しくオモテナシのマインド全開でいけば大丈夫!」というように教える学校も中にはあるようです。
私は、それは全く間違っていると思います。なぜなら通訳案内士は国家資格であり、私たちは、「国から認められた信頼と安心を提供できる人材」になるべきだからです。確かに一言一句を完璧に訳すのは難しいにせよ、「大切な情報を必要な熱量でお伝えする」という責任は、無資格ガイドとの大きな差として認識されて然るべきです。
その責任感をアピールするポイントとして、むしろこの通訳パートは試験の中で重視されているのではないか、と私は思っています。
杉森先生は通訳学校の先生のご経験もおありで、圧倒的なクオリティでご指導くださいました。毎回のフィードバックが素晴らしく大変勉強になりました。
最終日に「Mさんはどんなに難しい問題でもうまく切り抜けますね。心強いですよ」と言っていただけました。私が「何が来てもとにかく『耐えて勝つ』を意識してます」とお返事したところ、先生は満面の笑みで褒めてくださいました。
しかし、私のこの「胆力」は、間違いなく杉森先生が育ててくださったものです。少しでも私が上達するよう根気よく訂正してくださり、最後まで並走してくださった杉森先生のおかげさまで、諦めずに粘れる力がつきました。
二次試験当日、プレゼンは「雑煮」を選び自信を持って答えられましたが、通訳は「弾丸登山客」、シチュエーション問題では「山小屋での雑魚寝が嫌だ」と全く予想外のテーマに、笑顔の裏でかなり冷や汗をかいていました。
でも、「あれだけ大変なPEPの教材をこなし、杉森先生からOKをもらってきたのだから、きっと今も私は耐えられているはず!」と自分を奮い立たせ、途中で気持ちが折れることなく、最後まで堂々と振る舞うことができました。
杉森先生がいらっしゃらなかったら、きっと合格は難しかったと思います。本当にありがとうございました!心より御礼申し上げます。
通訳案内士試験で培った日本事象の知識とそれを英語で表現する技術は、私が日本人としてまた国際人として生きてゆく基盤になりそうです。
自国ついてさらに広く深く知り、英語を学び続け、同時に自分の専門も深めてゆきたいです。資格試験を利用しながら、少しずつ進んでいきます!
諦めなくてよかった!
夢の資格を「楽しい学習」でついにゲット!
- 自己紹介吉井 恭子 様(神奈川県在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は現在パート社員をしています。短大英文科卒業で、英検準一級を取得しています。海外経験はありません。
英語の唯一の国家試験であり、最高レベルの1つである通訳ガイド試験は、私にとって憧れの資格でした。最初に受験したのは、30歳の時です。2年連続して一次試験不合格、それから10年以上も受験していませんでした。
しかし「やはり夢で終わらせるだけではつまらない」と考えました。大袈裟かもしれませんが、人生が終わる時に後悔ないように挑戦してみよう、と決心しました。これまで幸運なことに、やりたかった様々な職種を経験できましたが、子供の頃に憧れた通訳の仕事が頭に浮かんだのです。
2019年に再び受験しましたが、一次試験の5科目のうち、歴史だけ1点足らず不合格という結果。その後すぐにセンター試験の日本史の点数次第で免除があると知り、高校生に混じって受験。既定の点数を得て、免除を受けることが出来ました (現在この免除制度は廃止)。
しかし、当時仕事が忙しく勉強時間の確保が難しかった事もあり(言い訳ですが💦)、毎年受験するも何か1科目落としてしまう、という事が続きました。通訳ガイド試験においては、一次筆記試験の科目ごとの合格による爾後の当該科目受験免除の有効期間は1年間のみ。翌年に全科目合格出来なければ、また一からやり直し、という厳しい制度になっています。
2022年に初めて一次試験を通過できましたが、そこから二次試験まで与えられた時間はわずか3か月。何から手をつければ良いのか見当もつきません。二次試験の内容は、英語でのプレゼン、逐次通訳、質疑応答。しかもプレゼンのお題は当日その場で知らされ、30秒で準備して2分以内にプレゼン。プレゼンの出題範囲は広範囲で何が出るか分からず、逐次通訳の経験もありません。もうパニックです。
途方に暮れながら情報収集する中、YouTubeでPEP英語学校を知りました。二次試験専門の指導をして下さるとのこと。最初にメールを送ったのですが、すぐに丁寧なお返事が届き、誠実なご対応にすぐに受講を決めました。
入会・受講を申し込み、これまでの過去問&模範解答集を送っていただきました。先生が作成されたプレゼンを読み、知識の深さに圧倒されましたが、一方で「こんな感じなのだ」と少し気持ちが落ち着きました。それまでは、どんな風にプレゼンを組み立てるかも分かっていなかったのです。
Skype個人レッスンは10月からスタートしましたが、最初はボロボロでした。先生も大変だったのではと思います(笑)。
ですが、やがて何となく試験の要領がつかめてきました。レッスンは本試験の形式、時間制限通りに進むので、毎回模擬試験を受けているのと同じでした。
無制限に思えたプレゼンの出題範囲も、「開いたトピック+観光アトラクション」(最後の締めでおすすめできる)とそうでないトピック(「線状降水帯」など)とに分類できる、と教えていただきました。過去問が大切でそこにポイントを置くこと、などのアドバイスに安心したのを覚えています。
ただ、2022年度は不合格でした。準備時間も少なく仕方なかったと思います。2023年度本試験は、一次試験は「通訳案内の実務」のみ受験し合格、他科目は前年度合格免除、歴史はセンター試験免除で、無事二次試験に進みました。「最終合格だけが『合格』」という先生のお言葉に納得し、2023年度は6月からレッスンを週1回お願いしました。
個人の都合に合わせてSkypeレッスンが組めるところと、先生が直接指導して下さるところが、とてもありがたかったです。
ポイントをその場で教えてもらえ、疑問もその場で解決。何より先生の安定した声のトーンと生徒のレベルに沿った指導に、毎回知識がレベルアップする気がして、レッスンを受けるのが楽しかったです。
Skypeレッスン日以外では、毎月定額で利用できる「PEP動画ホーダイ」が非常に役立ちました。内容は、通訳過去問演習、モデルプレゼン、プレゼン演習タイマー、クイック・レスポンス単語テスト(QRT)など。「二次口述特別動画セミナー」では、動画講義とスイカのレジュメ(通訳のコツ、二次試験対策方法など)などが、好きな時に何度でも利用できます。
特に通訳演習は、一人ではできません。動画では、試験官役の先生が本番さながらの設定で問題文を読み上げてくださるので、有効な練習がたくさんできました。先生の読み上げの早さに慣れていたので、本番の読み上げ速度はゆっくりに感じました。模範解答もありますので、それを暗誦しました。プレゼンに関しても、2分の時間感覚をつかむことができました。
単語帳や、モデルプレゼンテーション(教材本)についていた音声CDは繰り返し聴きました。PEPには、痒いところに手が届くように考えられた教材が全分野につき揃っている、と実感しました。
二次試験はやはりPEPの指導がなくては無理だったと思います。元々英語を話すことが苦手、というか機会がなかった純国産でしたので、何度も本番形式の演習を受けることができるPEPのレッスンは、非常に役立ちました。
逐次通訳でラッキーな事が起きました。直前にSkype個人レッスンでプレゼン問題に出された「精進料理」がテーマでした。プレゼン練習の時、杉森先生に褒めていただいた印象的なテーマでしたので、用語もスラスラと出て訳すことができました。試験官が頷きながら聞いてくれているのが、自分の解答が合っているのだなと安心感を覚え、次に続く質疑応答にも落ち着いて答えることができました。
左は「精進料理」のプレゼンが掲載されている『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅳ』 右は「桃の節句」のプレゼンが掲載されている『モデル・プレゼンテーション集 過去問編⑪』
プレゼンも過去問から出題された「桃の節句」を選びました。話しすぎて2分の時点で止められ、慌てて〆の決まり文句を言ったのですが、面接官の笑いを誘ってしまいました。過去問が大事だと教えていただいたことで、用語ポイントなど頭に入れておいたことが生かされました。
雲の上の資格だと思っていた試験に合格できたのは、夢のようです。杉森先生の「楽しく学ぶ」モットーは、気持ちを楽にしてくれ、目の前の試験合格は通過点で、さらにその先に楽しいことが待っていることを信じさせてくれました。自信のない自分でしたが、継続することの素晴らしさをこの合格を通して教えてもらいました。諦めなくてよかったです。「諦めたら試合終了」と思い、これからも精進したいと思います。
個人のレベルに合ったレッスンに導かれて…
合格目指すならPEPです!
- 自己紹介碧雪 様(福岡県在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
2022年度に初めて受験しました。一次試験では英検とTOEICで英語は免除。その他は死に物狂いで勉強したので、全て一発で合格しました。主婦なので時間は作りやすく、家事と毎日1時間のウォーキング以外は全ての時間で勉強しました。
しかし問題は二次の口述試験です。私は典型的ないわゆる純ジャパで海外経験は旅行だけ。机上の英語はそれなりにできても、英語を喋ることが非常に苦手だからです。
昨年度はPEPの杉森先生の存在に気づかず、英語界では高名な某先生の二次試験対策講座を受講しました。残念ながらこれが大きなミステイクでした。授業のレベルが高すぎて、プレゼンとはなんたるか、すら身につけていない私はついていけなかったのです。指摘して欲しいところは細かい単語のニュアンス等ではなく、もっと大枠だったのです。他の生徒さんはできる方ばかりでした。
私は一次試験と同じように時間をかけられたのですが、それでも自分で宿題のプレゼンを作って予習と復習をしようとしたら、全く時間が足りませんでした。そしてそれが毎週となると負荷が大きくて鬱気味になりました。結局、2022年度の本番はプレゼンでは何を言っていいのか全く分からず、通訳はメモ取りに必死になり、でもその自分の文字が読めなくて英語にできず、という典型的な失敗。これで合格するなら誰でも合格できる、という出来でした。
一次免除は1回のみ。もう二度とあの一次試験を受けたくない!という気持ちから、ネットサーフィンをしまくって、もっと初歩から教えてくださる先生を探して、杉森先生に出会いました。
先生は私のようなプレゼンの型すら分かっていない生徒をよく理解しておられ、一から丁寧に体系的にご指導してくださいました。それに先生の授業は個人授業だから私のレベルで指導していただけるし、月に2回のレッスンでもいいですよと言っていただけたので、気持ちに余裕を持って予習復習をし、次のレッスンに臨むことができました。
先生が執筆された膨大なプレゼンを暗記・暗唱して真似るところから始めて、だんだんとプレゼンの作り方が分かっていきました。通訳に関しては、メモは最小限でしっかり聴くと言うことを習い、その通りに練習していると、だんだんと自分なりのメモのコツが分かってきました。膨大な量の英文を暗記することに慣れてきていたので、日本語でもリテンション力が上がっているのが自分で分かりました。リテンションできないと通訳ってできないのですね。
2023年度の二次本番ですが、昨年度のズタボロの試験よりかはうんとマシでした。が、はっきり言ってよくこれで受かったなという位のレベルです。ここには書けないハプニングもあり、本当に動揺しました。
私は若い頃は接客業をしており、ホスピタリティだけは身についているつもりなので、それで乗り切れたのかもしれません。それから、昨年は惨敗すると分かっていても受験して、試験の流れや雰囲気を体感しておいた事はアドバンテージでした。やっぱり何でも逃げていてはダメですね。もちろん、杉森先生に出会わなければ私の合格はありませんでした。もし私のように二次口述が苦手で悩んでいる方がいらっしゃったら、絶対にPEPです!PEPですよ!!
校長自らの直接指導!
親しみやすい授業で合格
- 自己紹介菊原 嘉章 様(千葉県在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
職業:会社員
学習歴・語学バックグラウンド:海外担当7年(英語圏滞在3年半)、英検1級
受験歴:3回目。1回目実務のみ不合格。2回目二次不合格。
受験のきっかけ:海外滞在時に日本文化を適切に英語で説明できない自分にもどかしさを感じたため。また、英語能力のリテンションのため。
受験ステータス:英語(英検1級保有で免除)、実務(前年合格で免除)
前年、他の学校で二次対策を受講するも内容に不満を感じていました。そこで、別の学校を探していたところ、二次受験対策をマンツーマンでやってくださる学校として、口コミで評価が高い当校を知り、事前に校長にWEB面談し入学を決断しました。
校長自ら教授してくださること、独自テキスト、過去問の詳細な分析、これらをベースとして繰り返し二次試験のロールプレイングをして下さり、その都度内容について改善のためのFeedbackがあったこと、等です。
テキストのうち、『モデル・プレゼンテーション集』は、自分の得意分野以外のお題が出た場合の対策として非常に有効でした。過去問集もこれだけの量をよく過去より再現したな、と思いました。また、実際のSkypeでのマンツーマン授業も30分という集中力が途切れない時間枠で効果的。さらにいうとマンツーマンなのに低価格で、手作りの授業も親しみやすく好感が持てました。
例年通り受付を済まし、少人数ずつ教室に分けられチーム分け(4人程度)。順番に個室の試験会場に呼ばれ、入室後、名前、どこから来たか、等を問われ試験開始。
①3つのお題→②試験官が読み上げる文章の訳→③トラブル対応の順。計10分程度。①については、熱田神宮を選択。歴史が得意分野であるため、皇室にも崇敬される位の高い神社であること、ヤマトタケルの逸話や草薙の剣の説話、織田信長などの戦国武将にも崇敬されていることを織り交ぜ解答。
②日本の温泉について。
③TATOOがある外国人客の温泉入浴に対するトラブル対応。
①はカバーしてないお題でしたが、PEPテキスト、マンツーマンでの経験を活かし対処。②、③については、PEPのSkypeロールプレイングでやっていただいた内容が、ほぼそのまま出ていました。試験の最後に外国人の試験官からGood job!と声をかけられ、合格を確信しました。
英語力を伸ばしつつ、実際のガイド業務にも携わってみたいと思います。
的確な過去問分析、有益かつお茶目なYouTube…
おかげさまで雲の上の資格をゲット!
- 自己紹介M.S. 様(茨城県在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
お陰様で今年の全国通訳案内士に合格しました。PEPのサイトとの出会いがなかったら、この合格はあり得なかったと言っても過言ではありません。アラフィフ専業主婦(のおばちゃん!)を全国通訳案内士試験合格へと導いてくださった杉森先生には、ただただ感謝の言葉しかございません。
大学卒業後10年間教育関係に従事し、結婚を機に退職。その後は専業主婦をしております。その間ずっと主人の仕事の関係で、非英語圏にて生活しております。50歳になった年、自分って何ができるんだろう?と振り返ったとき、胸を張って「これができます」というものがありませんでした。たまたま2年前、取得できそうな英語の資格を検索していたら、この試験のことが詳しく説明されており、とても興味をそそられました。
大昔ですが、中学生の頃から聞いていたNHKラジオ講座のテキストには、某校の「通訳ガイド講座」の大きな広告が載っていて「この資格ってとっても難しいんだろうな…」と雲の上の資格のようにその広告を眺めていたことが思い出されました。そして、さらに調べていくうちに英語の知識だけでなく、歴史や地理の知識も必要であることが分かりました。挑戦しがいがありそう!しかし、英語の世界とは遠く離れた環境からのスタート…
私の全国通訳案内士試験受験歴
・2022年度(初受験):一次試験は英語TOEIC950点で免除、その他の科目すべて合格、二次試験で不合格(明らかにインプット不足!)
・2023年度(二回目の受験):一次試験は英語TOEIC920点で免除、その他の科目全て免除、二次試験で合格♪
対策勉強を始めるにあたってまずは教材購入をしなければと、ネットで「全国通訳案内士試験」を検索。その時PEPのサイトがヒットし、HPを訪問したのが杉森先生との出会いでした。それから少しずつ先生のYouTube動画を拝見し、PEPをフォローし始めました。
まず、先生の指導方針「対策勉強は過去問の研究から」に惹かれました。実は私自身が昨年度(2022年度)初めて受験した際の二次試験のお題が、逐次通訳が「ラーメン」、プレゼンテーションが、①線状降水帯、②漆塗り、③道の駅、でした。
類似した「ラーメン」のお題も、さらに、「漆塗り」も「道の駅」も過去問にあり。過去問をないがしろにしていた自分の愚かさを猛反省し、過去問研究の大切さを実感していました。
プレゼンに関しては、やはり先生の分析通り、プレゼンのお題3つ(稲荷神社は伏見稲荷に関連させて)全て過去問で見たことがありました。幸運にも、そのうち2つはプレゼン可能な内容でした。例えば「国立公園」は日光での紅葉の話と関連づけたりして。
今回の「稲荷大社」でプレゼンした内容は、杉森先生作成の日本事象のブロックカードの中の「伏見稲荷大社」で暗記していた内容でした。それにインスタ映えなどのことを加えて話すことができました。試験後、本年度の他の時間帯に出題されたお題を拝見しましたが、他の時間帯では「伏見稲荷大社」が逐次通訳問題で出題されていましたね。出る時には「大当たり!」状態で出るんですね。
受験勉強は、先生がおっしゃるように「過去問が命」。このフレーズに尽きると思います。
先生もご指摘のように、過去に出題されたお題の中で普遍性を持つものでかつ、過去に2回ぐらい出されたものは再出されるか可能性が高いようです。この2年間を通して杉森先生の講座や先生が発信されるYouTube、メルマガは「合格への道標」になりました。先生のアドバイスに従って対策勉強に取り組めば必ず合格できると信じて取り組んでいってください。皆様の合格を心より祈願いたしております。♪♪♪
最後に、先生の最新の九州旅行のブログを拝見して、無性に紹介されていた史跡を見たくなり、さっそく、九州史跡巡りの旅を計画、エアーチケット購入。主人には「これも通訳ガイドの研鑽と将来のツアーの下見よ」と胸を張って言いました。(^ ^)
PEPブログの九州旅行記事はこちら。
PEPの教材で過去問研究し
二次口述を短期一発合格!
- 自己紹介AN 様(東京都在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験(2023年12月10日)の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は外資系企業でサラリーマンをしています。
私の通訳案内士試験への挑戦は、2021年に始まりました。そのきっかけは、仕事で海外からお客さんを迎えたときに、食事の席等で日本の文化や地理について説明してあげたい、と思ったことです。
以下、私の受験歴です。なお、以前に英検1級を取得していたので、一次筆記試験の英語は免除でスタートできました。ただ、業務が多忙であったため、二次口述試験の勉強に着手したのは、お盆明けでした。さらに、2023年11月半ばまで多忙な時期が続いたため、結局本格的な勉強を始めたのは11月下旬からで、非常に切羽つまった状態でした。それでも幸い、二次試験を1回で合格し、このたび最終合格できました。
2021年11月:日本史検定2級合格(歴史科目の免除取得)
2022年8月:一次試験受験。一般常識と通訳案内の実務は合格、日本地理は不合格
2022年9月:国内旅行業務取扱管理者合格(日本地理の免除取得)
以上により、2023年の一次試験は5科目とも免除になりました。
2023年12月:二次試験合格(1回目)
PEP英語学校(以下「PEP」といいます)を知ったきっかけは、合格者のNoteの記事でした。前述のとおり、業務が多忙であったため、決められた曜日や時間の授業を受講することが困難な状況でした。
そこで、なるべく自習できるような教材を提供してくれる予備校を探していたのですが、PEPのオンラインストアで過去問を中心に多くの教材や動画を入手できるので、これは私に向いていると思い、「2023二次口述特別動画セミナー」を受講することにしました。
私がPEPで購入した教材は以下のとおりです。
まず、2023年8月下旬に「2023二次口述特別動画セミナー – A)動画視聴+『2022過去問詳解(上)』+『七番勝負』」(以下「教材(a)」といいます)と同年9月上旬に「PEP動画ホーダイ」(以下「教材(b)」といいます)を購入しました。
教材(a)を聞いて、二次試験の構成(プレゼン、逐次通訳、実務質疑)を理解しました。そして、杉森先生の2022年の過去問の検討と逐次通訳の動画を視聴し、PEPの教材が自分に合うと感じました。
さらに、教材(b)を購入し、特に逐次通訳の練習を仕事の合間に1日に数個ずつ行いました。
2023年11月下旬にようやく時間ができてきたので、「モデル・プレゼンテーション集 過去問編18」(以下「教材(c)」といいます)を購入し、過去問研究を続けました。
その方法ですが、杉森先生が分析した過去1回又は2回二次試験で問われたプレゼンのお題について、自分でプレゼン原稿(ただし簡単なものです)を作成しました。
また、この時期からは、毎日夕食後に家族に試験官役をしてもらい、計15回ほど二次試験のシミュレーションを繰り返しました。具体的には、教材(c)の終わりに過去10年で問われたプレゼンのお題等が掲載されているので、そこから家族に適当な問題を選んでもらい、実際にシミュレーションしました。これを繰り返すことにより、2分のプレゼン時間の感覚や逐次通訳の1分の時間感覚を身につけました。
『モデル・プレゼンテーション集 過去問編⑱』
他の資格試験の受験体験からも、過去問検討が非常に重要と分かっていましたので、過去問を検討する教材を提供してくれるPEPは、とても良いと思いました。
場所:東京(神田外語学院)
時間帯6(試験時間16:30-17:30)
プレゼンのお題は以下のとおりでした。
・ジェンダーレス制服
・琵琶湖⇒選択したお題
・御神酒
「ジェンダーレス制服」は全く知識のないお題だったので、無難に琵琶湖を選択し、概ね以下のようなプレゼンテーションをしました。
琵琶湖について話します。
琵琶湖は日本最大の湖です。琵琶湖は京都などにとっての重要な水源です。琵琶湖には見どころが多く、湖上の島の神社(名前が出ず)や彦根城があります。
琵琶湖の湖畔の彦根城には天守閣があり、(PEPの教材にあったと思い出しつつ)12の現存する天守閣の一つです。
(30秒の準備時間に思い浮かんだのはここまでで、この後はアドリブでした)
また、面白いところでは、ひこにゃんという猫のキャラクターがいます。ひこにゃんはかぶとを被った可愛らしいキャラクターで「ゆるキャラ」と呼ばれるご当地キャラクターです。
琵琶湖は京都にも近いので、機会があればぜひ訪問してください。ありがとうございました。
『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅹ』(2018年度にも出題された「琵琶湖」のプレゼン例が掲載されている)
【プレゼン後の質疑応答】
Q:京都と琵琶湖との位置関係は?
A:琵琶湖は京都の北東にあります。
Q:京都と近いのか?
A:はい、電車で京都から30分くらいで大津という琵琶湖に近い駅に着きます。
Q:新幹線でどうやって行くか(のぞみ、ひかりの停車駅)?
A:東京からだと、米原という駅から琵琶湖に行く方法もありますが、ひかりしか止まらないので、のぞみが止まる京都まで行く方が便利です。
【逐次通訳の問題文】
錦市場は京都の台所です。東西に~メートルあり、京都のユニークな食材を売っています。食べ歩きは禁止されていますが、買った店で食べることはできます。錦市場は外国人観光客に人気です。
【実務質疑】
混雑している錦市場の店で写真を撮ろうとしたら怒られた。通訳案内士としてどう対応するか。客は30代。
私:とても残念な体験でしたね。
客:ただ写真を撮ろうとしただけなのに。SNSに写真をあげて素敵なところなのをアピールしたかった。
私:店と交渉してみます。店にとってもPRになるはずなので。
客:それは助かる。
私:もしだめなら、他の店と交渉してみます。
客:いつもこんなに混んでいるのか?
私:COVIDのパンデミックが終わったので、オーバーツーリズムになっています。
客:店と交渉してくれるなら大変助かる。
私:それが私の仕事で、あなたのために最善を尽くす。
今後は、機会があれば、外国人観光客を実際に案内していきたいと思います。 二次試験へのアプローチですが、過去問を研究し、二次試験の3つの課題に対する自分のアプローチを決めたら、後は練習(シミュレーション)あるのみです。 私は時間がなく、PEPのSkype個人レッスンは受講できませんでしたが、時間がある場合はプロの杉森先生と練習されるのも良いかと思います。 PEPの教材には本当にお世話になり、有難うございました。
魅力の個人レッスン&過去問演習で合格!
今後も自己研鑽に励みます。
- 自己紹介N.A.様(東京都)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は現在、公務員として働いています。
数年前にこの資格「全国通訳案内士」を知り、語学の唯一の国家資格であることに魅力を感じました。私はもともと語学や旅行が好きで、また、日本についてよく知る良い機会だとも思い、受験することにしました。仕事をしながら一次筆記試験5科目の勉強は難しいと考え、事前に免除資格(英検1級、国内旅行業務取扱管理者、歴史能力検定2級)を取りました。2022年度に本試験を初めて受験しました。一次筆記試験は合格しましたが、残念ながら二次口述試験は不合格でした。そして、このたび2回目の二次試験に臨み、最終合格できました。
一次試験の勉強をしていた時に、YouTubeでPEP英語学校の動画を見つけました。一般常識の出題予想の動画でした。この動画の中で「メルマガ会員になれば一般常識の予想問題を無料進呈」とのアナウンスがありました。私は範囲の広い一般常識の勉強法に不安を抱えていたため、ぜひ予想問題を頂きたく、メルマガ会員になりました(笑)。
他の動画も拝見し、杉森先生の人柄、教え方に惹かれ二次試験の対策はPEPにしようと思っていたものの、昨年度は、受講を申し込んだのが11月の一次試験の合格発表後でした。この反省を活かし、今年度は8月後半から毎週2コマ(プレゼン・通訳)のレッスンを受講いたしました。
・Skype個人レッスン
個別指導であるため、自分のレベルに合った指導を受けられること、日程調整がしやすいこと、が魅力でした。レッスンでは、うまくできなかった課題について改善方法を杉森先生と一緒に考えた後、再度同じ課題に取り組むことで、インプット・アウトプットを同時に行えました。また、仕事の都合で平日は帰りが遅かったため、基本的に土曜日に2コマ連続で受講させていただきました。
・『過去問詳解』
どの教材も参考になりましたが、『過去問詳解』が一番役に立ちました。『過去問詳解』の表紙に「過去問研究なくして合格なし 全受験生必携」と書いてありますが、本当にその通りだと思います。昨年度の敗因として過去問の演習が不十分だったことが挙げられますので、今年度は『過去問詳解』を中心に勉強しました。問題毎に講評、解答例、英語表現、和訳、関連過去問が記載されているので大変参考になります。
・プレゼン演習タイマー
直前期にYouTubeで配信された「プレゼン演習タイマー」は時間感覚を身に付ける上で大変役に立ちました。色々なレベルがありますが、直前期は本番さながらのLev.3を毎日視聴しました。
試験官は、日本人女性と外国人男性でした。どちらの方も優しく、受験者が答えやすい雰囲気を作ってくれました。
プレゼンのテーマは、①稲荷神社、②日本の国立公園、③コミックマーケット、でした。具体例として伏見稲荷大社が思い浮かんだため、①稲荷神社、を選択しました。レッスンで習ったプレゼンの「型」を意識し、導入:神社の一般的な説明、本体:伏見稲荷大社を例示、結論:訪問をおすすめ、という構成にしました。
通訳は「カレーライス」についての問題文でした。日本人試験官がゆっくり読み上げてくれました。レッスンでは杉森先生がナチュラルスピードで読み上げてくれていたので、本番ではより一層ゆっくりに感じました。
実務質疑は「旅館に泊まっているが、和食に飽きたので翌日の朝食にカレーを食べたい」というシチュエーションでした。近くのレストランでカレーを食べることを提案しました。一方的に話し過ぎず、会話することを意識して取り組みました。
おかげさまで合格することができました!本当にありがとうございました。 しばらく現在の仕事を続ける予定ですが、引き続き自己研鑽に励みます。いつか他の言語でも挑戦したいと思います。 各受講者のレベル・予定に合わせたPEPの個人レッスンは、大変魅力的です。これから受験される方には、PEPで早めに二次試験対策を開始することをおすすめします。
扉は開く!
納得の学習メソッドで、育児と仕事をしながら得た合格&自信!
- 自己紹介O様(関西在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は現在、公務員として働いています。前職では英語を使う機会があったのですが、現職に就いてからはさっぱりで…長い間、英語から遠ざかっていました。
そんな状況で受験を決意したきっかけは、2人目の子供の出産でした。コロナ禍で息抜きも難しい中、育児休業を取得して子育て一色の生活を送っていたのですが、それが結構精神的にきつくて…子育てとは全く関係ないことに取り組みたくなり、2022年の6月に全国通訳案内士試験へのチャレンジを決意しました。
英語以外の広い範囲の勉強が必要だということを、申し込み時に初めて知って焦りました。それでも勉強時間の9割を英語に費やした結果、一次筆記試験で英語だけは合格することができました(なお、偶然にも10年程前に総合旅行業務取扱管理者の資格を取得していたので、地理は免除でした)。こうして2科目の免除を得て、2023年に再チャレンジしました。2023年は4月から育休復帰を果たしていたこともあり、仕事と育児で勉強時間がかなり限られる中、このたび2回目の挑戦で一次そして二次と通過、無事最終合格でき、とても嬉しいです。
一次試験終了後の自己採点で、日本史と実務は大丈夫だったのですが、一般常識があと一歩合格点に届かず、という結果が出ていました。これで不合格と思い込み、二次試験対策を全くしていなかったところ、まさかの一次試験突破。嬉しい反面、かなり焦ってしまいました。せっかくの機会を逃したくなくて、プロに指導してもらうことを思いつきました。そして、急遽インターネットで調べて見つけたのがPEP英語学校でした。全国通訳案内士の資格取得をサポートする学校は他にもいくつか見つけましたが、事前の問い合わせなどを通じ、PEPの学習メソッドが一番確立しているような印象を受けたことや、杉森校長のお話がおもしろそうだったため、受講を決めました。
PEPの講座は、まず通訳に必要なスキルや、試験勉強についての解説動画を見てから具体的な試験対策をする構成になっていました。このため、初めから学習の方法やポイントが明確で、的確かつ効率的に試験勉強に取り組むことができました。
そして、PEPには過去問の蓄積があり、指定教材の解説も分かりやすかったので、自学でも頑張ることができました。何より、その論理的なメソッドに自分が納得することができたので、信じて取り組むことができたように思います。
そして、Skype個人レッスンでは、実際の二次試験の形式で、研究された頻出テーマを扱っていただけるので、場慣れすることができるとともに、自分の不足部分を明確にすることができました。実はSkypeレッスンを始めた当初(10月の初旬)、私の英語力はとても合格できるようなレベルではありませんでした。自分の力不足に向き合うことは辛く、レッスンの度にうちひしがれていたのですが…何とか自分を奮い立たせ、レッスン内容は特にとりこぼすまい、と重点的に復習していました。
非常に幸運なことに、本番試験の実務質疑課題では、Skypeレッスンで出題していただいた、「タトゥーがある訪日客のアテンドの際、訪問予定の温泉がタトゥーお断りだった場合の対応」が出題されました!試験官はにこやかに、でもノリノリで、異文化理解の観点など痛い所をつく質問を出してきました。対策済みのテーマだからといって焦りが無かったわけではありませんが、関連単語を抑えていたことや、対応例のシミュレーションが頭に入っていたので、自信を持って解答することができました。プレゼンテーション課題では対策外のテーマに当たってしまい、また、通訳課題の出来も微妙な感じだったので、合格できたのはこの実務質疑課題が上手くできたおかげだと思っています。
私は国際系の大学院に在籍していたので、学生時代から英語を学び活用する機会はありました。一方で、自分の所属する研究科には、マルチリンガルの外国人留学生や帰国子女、留学経験者が溢れていて…そのどれにも当てはまらない私の英語力は、彼らに及ぶことはなく、努力も空しくコンプレックスを抱く結果となっていました。しかし今回、全国通訳案内士という国家資格への挑戦のため、集中的な学び直しをした結果、無事合格することができ、大きな自信につながりました。適切な方法で努力をすれば、扉は開くものだと実感しています。
語学以外の勉強範囲が広いこの資格は一見ハードルが高いように見えますが、実は為せば成ります。興味のある方は、ぜひチャレンジしていただければと思います。
丁寧で的確な個人指導!50歳にして一発合格!
- 自己紹介T. K.様(東京都)
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私は会社勤めをしており、以前に準英語圏の途上国に3年、英語圏の国に4年ほど駐在する機会を得ました。仕事での必要に迫られ、この20年余り、英語の勉強を続けながら、ネイティブの域には遠く及ばないながらも、英語をそれなりに使ってきました。ちょうど2年ほど前、帰国して日本での勤務をし始めて1年ほど経った2022年の春、英語圏での留学経験のない自分の英語力を、その維持も兼ねて、試験で試してみよう、と思い立ちました。教材を買って勉強し、2023年の1~2月にTOEIC985点を2回、同年6~7月英検1級に挑戦し、合格できました。
勉強をする中で通訳案内士にも興味がわき、英検の準備をしていた2023年4月から、全国通訳案内士試験の一次筆記の準備も、市販のテキストを買って少しずつ始めました。一次筆記の英語はTOEICのスコアで免除されましたが、他の4科目は初挑戦でした。日本史は高校時代に選択していましたが、50歳の私には30年以上前の話です。地理も、観光に絡めた出題内容はかなり難しく感じました。
それまで、平日は勤務前の早朝を中心に2~3時間、土日はそれぞれ3~4時間くらいの時間を使って勉強をしていました。直前の8月は夏休み返上で相当に詰め込みの勉強をし、何とか4科目とも合格できました(市販のテキストのほか、日本史は有名な山川出版社の高校用の教科書や資料集も読みました)。
全国通訳案内士の一次筆記の準備は独学でしたが、二次口述対策は、どこかの学校にお世話になろう、と考えていました。ネットで都内の学校の講座を調べましたが、仕事柄、毎週決まった曜日に通う、ことが必ずしもできない環境にあり、通いの学校ではなく、オンラインで自分の都合に応じて予定を入れられるところを探し、PEP英語学校に辿りつきました。
一次試験が終わった後、8月下旬よりPEPのSkype個人レッスンを受講し始め、9月初めから週1回、プレゼンと逐次通訳の講座を連続で計1時間受ける形で、プライベートレッスンを続けました。始めてみると、特にプレゼンは難関でした。恥ずかしながら、何より日本語でも説明できないような課題も多かったです。ただ、それを知り理解することは、興味深く、楽しい作業でした。
Skype個人レッスンでの杉森先生の教えどおり、まずは、『過去問詳解』の模範解答を何度も読み、その内容に即した形で、かつ2分間で話す練習を、ひたすら繰り返しました。ただ、内容が濃く、しっかり200語前後で書かれている模範解答をそらんじると、自分の実力では2分間を超えてしまうことがわかりました。そこで、模範解答を参考に、ネットで調べて、自分の話しやすい表現や内容にアレンジしながら、話すように心がけました。その練習の成果を、毎週のプライベートレッスンで試して評価をしてもらう、という形を取りました。
杉森先生は、『過去問詳解』などの教材の解説を読むと、厳しい先生という印象を受けるのですが、実際にやりとりさせていただくと、穏やかで、また、こちらのミスより良い面を見て指摘してくれる指導ぶりが印象に残ります。たとえば、スピーチの練習で2分間に収まりきらなかった場合は、「話したい内容がたくさんあるこということですよ」といった具合です。
プレゼンについては、導入から本論部分、そして締めくくりの構成や時間配分について、丁寧に繰り返し、ご指導いただきました。おかげで2分間という時間が何とか体に身についたと思います。内容についても、英検1級の2分間スピーチとは違い、観光ガイドとしてどうプレゼンするか、ということで、たとえば、「るるぶ(見る、食べる、遊ぶ)」でお題に関連する具体的な観光名所やアトラクション、イベントなどになるべく引きつけるように、というアドバイスがとても役に立ちました。そうすることで、いろんな題に対応する力が少しずつ身についたと思います。
通訳については、1分間で収めるための工夫(言いよどみは1回まで、それ以上だったら、急いで、など)、具体的なアドバイスが参考になりました。動画教材も活用しました。普段のプレゼン練習では、先生と女性を面接官役で登場するYouTubeの「プレゼン演習タイマー」も常に使いました。
逐次通訳は、「PEP動画ホーダイ」を利用して、先生の読み上げる文章を時間内に通訳し、『過去問詳解』で答え合わせ、確認をする練習をしました。
通訳後の実務質疑のやりとりは、『過去問詳解』でのガイドと外国人旅行者の立場に立って解答を導き出す、先生の解説がとても腑に落ちるもので、たいへん参考になりました。さらに、『日本事象英単語帳』も購入して、通訳ガイドとして使う語彙を増やす努力をしました。
『過去問詳解』での練習が2周目に入ったころから、お題ごとに模範解答も参考しながら、話す内容を日本語と英語混じりで箇条書きにし、ポイントになるようなフレーズや単語もノートに書き出した「プレゼンメモ」をつくっていきました。また、先生の出題予想も参考にし、過去問に加えて、「名古屋城」「彦根城」や、流行語大賞の中から出そうな近年のワードなども、自分なりに選んで、10数本のオリジナルのプレゼンも用意しました。オンライン講座を参考に、日本語でテーマに即した内容をメモ書きにし、ChatGPTで英語のプレゼンにしてもらい、さらにそれを自分の話しやすい表現に手直ししました。これらも、同じノートに箇条書きでプレゼンメモを作りました。
試験直前の1週間ほどは、この自作ノートをめくりながら、いろんなテーマでプレゼンをそらんじる、ということを繰り返しました。
最後のレッスンでは、経験豊かな先生から「よほどのアクシデントがない限り大丈夫」と言っていただき、本当にそうだろうかと思いつつも、これは大きな自信になりました。
自分なりに相当な準備をしたと思います。これは、年に1回という全国通訳案内士試験で、確実に一発で合格をしたい、という思いからでした。というのも、私は現在、仕事では、比較的余裕があるポジションなのですが、近い将来、そうでない職務や転勤になる可能性もあるためです。
二次試験は、朝の一番早い時間帯で、しかもグループの1番目でした。待ち時間が少なく、ラッキーだと思いました。面接官は、いずれも中年の、明るい白人男性と、やさしそうな日本人の女性でした。
プレゼンのテーマは「人形浄瑠璃」「兼六園」「合気道」でした。あらかじめ漆器や小京都、北陸新幹線といったようなテーマで、金沢を具体例として話すプレゼンの練習をしていたこと、そして実際に訪れたことがあったことから、「兼六園」を選びました(なお、「浄瑠璃」も「合気道」も関連の過去問があり、練習していました。先生の言われる「過去問対策の重要性」を実感しました)。
兼六園が三名園のひとつであることや、回遊式庭園であること、季節ごとに鑑賞する楽しみがあることなどを説明したあと、「るるぶ」で、金沢は兼六園以外にも、名産品が多く、治部煮などの食も楽しめる、と話を展開して話しました。
その後の質疑では、回遊式庭園について詳しい説明を求められたほか、「観光客が東京のように多いのか、いつに行くべきなのか」などの質問がありましたが、落ち着いて答えられました。
通訳は「抹茶」についてでした。読み上げる速度は、何度も練習した杉森先生の読み上げよりゆっくりで、かつ通訳する時間が練習してきた1分間ではなく、「1分から1分半で」との指示でしたので、余裕を持って話せました(振り返ると、途中、訳が少しおかしいところがあったような気もするのですが)。
その後の実務質疑は「女性のグループで京都の抹茶カフェに来ているが、抹茶は苦いのであまり好きでない人がいる、どうするか」といった内容でした。
「いっしょに食べる和菓子は抹茶だけでなく、紅茶やコーヒーにも合いますから、そちらを注文してもいいですよ」と答えました。その後に「どうしてここはこんなに日本人観光客も多いの?」という意外な質問もありましたが、「日本人も普段はあまり抹茶を飲まないのでよい経験なんです。いっしょに楽しみましょう」と応対。最後には「抹茶は飲むだけでなく、スイーツもあると聞いたが」という質問だったので、「抹茶のアイスや餅(これは抹茶の餅なんてあったかな、と言った後で思ったのですが)、それから抹茶チョコレートも人気ですね」と話すと、終了でした。
試験会場を出て、近くのカフェでコーヒーを飲みながら、時間を測りながら、プレゼンの内容を頭の中で話してみると、1分半くらいでした。少し短かったかなと思いましたが、全体を通して自分のやれることはやった、という達成感がありました。
・今後の抱負
私は、海外駐在時代に公私ともにいろいろな場所へ旅行をし、現地のガイドにお世話になったことが記憶に残っています。旅行に行ってもその土地の人を親しく話をする機会、というのは必ずしも多くはありません。ガイドは、旅行者にとって直接、見知らぬ土地の文化や社会などを詳しく教えてくれる最初の(実質的には唯一のこともある)現地の方、です。単なる観光名所の関する説明にとどまらず、その土地の人々の考え方や慣習、その時のニュースや話題とか、そういったことを話したやりとりは、旅の貴重な思い出の一つになっています。外国から来た方々に、自分が通訳案内士として将来、同じような役割を果たしてみたいと考えています。引き続き現在の会社で働く予定で、当面は週末限定の副業として経験を少しでも積んでいき、将来、第2のキャリアとして、フルタイムで通訳案内士として働けたら、と思っています。
・後進の方々へのメッセージ
仕事の関係などの時間や場所の制約の中で、フレキシブルにレッスンを受けたいという方には特に、PEP英語学校をお勧めいたします。そして杉森先生の温和で、しかし、的確なご指導は、受けていて安心できます。『過去問詳解』などの紙の教材のみならず、動画の教材もたいへん役に立ちます。杉森先生の数々の力作の教材を「使い倒して」(言い方は悪いですが)、レッスンでさらに磨きをかけてもらうのがベストと思います。
納得の通訳理論と感服のモデルプレゼン!
温かい個人レッスンで遂に合格!
- 自己紹介A. K.様(宮城県在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は小学校教員を退職後、地元のボランティアガイドのグループに所属し、いつかは通訳案内士になりたい、と思ってきました。社会科は自分の専門分野でしたが、外国語のレベルは合格には程遠いことを自覚していましたので、長期にわたってオンライン英会話や英会話スクールを利用してきました。
今回の一次試験は、日本歴史以外の科目免除がない状態での受験だったので、かなり苦しかったです。二次試験まで進めると分かった時には、嬉しい反面、もうすでに疲れ切っていて、二次対策を乗り切れるかどうか不安になりました。でも、このチャンスを生かさない手はない。もうやるしかない!と自分を励まし、杉森先生のご指導をいただきながら受験に臨みました。
今回は正直、二次の実務質疑でホスピタリティーのある発言ができなかったことを悔やんで、もう絶対に不合格だと確信していました。発表の日も、官報をとても見る気がせず、旅行をしていましたが、友人が合格を知らせてくれました。「ほんとに信じられない。何かの間違いでは」と思ったくらいでした。
PEP英語学校との出会いはYouTubeだったと思います。プレゼンの構成や逐次通訳の「通訳聞き」など、納得のいく方法論を話されていたので、自分の学習に取り入れてみようと思いました。その後、『モデル・プレゼンテーション集』を購入して音読、暗唱していました。Skype個人レッスンの受講申し込みをしたのは、2021年が初めてで、今回は2回目でした。1回目の二次試験対策としてレッスンを受けていた時から、杉森先生は温かいお人柄で、私が上手くできなくてもいつも救いのあるコメントをいただいていたので、今回も迷わず杉森先生にお願いしました。
Skype個人レッスンでは『過去問詳解』の全年度分を購入しましたが、最初は、量的にこれらを全部読めるだろうか、と思いました。しかし、読み進めるうちにその内容の深さに感服し、記された文章表現が自分の英語力を高めるのに役立ちました。実際にガイドをするときにも使えそうなネタが、たくさんありました。
試験対策としての私のプレゼン原稿の多くは、先生の作ったプレゼン原稿そのものです。部分的に自分で話したい内容を加味したり、先生の表現の中で自分では言いにくい、と思うところだけ言葉を直したりしました。
私は、朝一番早いスタートの回でした。待機室内はピリピリした雰囲気で、自分の番が近づくにつれ緊張の度合いは高まりました。
面接室に入ると、男性試験官(黒人で30代くらい)と日本人女性試験官(50代くらい)が待っていました。女性は必要な指示以外は、終始下を向いてメモをとっていました。
私はプレゼンで「人形浄瑠璃」を選びました。古典芸能は一通り鑑賞したことがあったので、自分が知っていることを試験官の顔を見ながら話しました。途中時間切れでストップがかかってしまい、最後の締めくくりに失敗した!と思いましたが、その後の質疑では私が説明し足りないと思ったところを質問してくれたので、とりあえず十分に説明できたのだろう、と思いほっとしました。
逐次通訳は「抹茶」についての話題でした。前から順に訳していくタイプの内容で、言葉通りに訳していったら、あっという間に終わってしまいました。女性の試験官が急に私の顔を見たので、もしかしたらどこか言い忘れたところがあったのかな、と急に不安になりました。
関連の実務質疑がダメでした。なぜなら「抹茶が苦い」とおっしゃる外国人に「セットメニューだから変更は難しいかもしれない。どうしても嫌だったら残してもいいですよ」と言ってしまいました。(まったく、ホスピタリティーのかけらもないですよね)。続いて「でも和菓子はとても甘くて、苦い抹茶との相性がいいんですよ」とは言いました。ただ、後になって、「もしご希望なら、お店の方に何か代わりのものを出していただけるかどうか交渉しますよ。何がいいですか?」と言うのが正解だったのではではないか、言ってなかったかもしれない!と凍り付きました。でも、「ほうじ茶が合う」とか「コーヒーでも合う」といった会話があったことも記憶していたので、もしかして外国人試験官は、変更可能と思ったのかな、とも思いました。とにかく、実務質疑で何を言うかが合否のキーポイントだと聞いていたので、その時は、完全に落ちたと思いました。
合格できたことは夢のようですが、浮かれてばかりもいられません。プロとしてお客様を満足させるガイドができるようになるには、これまで以上の努力をしなければならない、と思っています。そして、年齢を考えると実働年数はそれほど長くはできません。今は一日でも早くデビューできるように、ボランティアや研修の機会をとらえ、実力をつけていかなければと思っています。身の引き締まる思いです。
「過去問研究なくして合格なし」は本当でした
- 自己紹介K様(山口県在住)
- PEP英語学校との出会い
- PEP英語学校の講座・教材・教授法で良かった点、役に立った点、その他の感想
- 二次口述本試験の様子
- 今後の抱負、後進の方々へのアドバイス、メッセージその他
私は、60歳で英検1級を取得した際に英語に関わる仕事を探したところ、通訳案内士があったので挑戦してみたら、1科目以外は合格だったので、「何年か挑戦すればそのうち合格するだろう」という安易な気持ちで、仕事を続けながら試験に挑んできました。この試験に合格し通訳案内士の資格を得たあかつきには、加えて添乗資格があればなお有利、と知って旅程管理主任の資格を先に取り、土日祝日を使ってツアーコンダクターの仕事も始めました。
ところが、新型コロナの影響でツアーができなくなり、同時に、通訳の仕事も激減してしまいました。試験への熱意もなくなりかけましたが、やがてコロナ明けで再びツアーが戻ってきて、「ツアーガイドをやりたい」という思いが再び募ってきました。最後の挑戦と思って2022年度に受験し一次試験に合格したものの、二次試験で不合格。2023年度は、一次試験が全科目免除になったため、時間的余裕もあり、これまで一部しか使わなかったPEPの教材の全てに取り組んだことが功を奏し、二次試験に合格しました。
Skypeで通訳案内士試験の対策ができることを知り、最初に杉森先生の指導を受けたのは、5年前になります。実際の面接さながらの模擬面接を、Skypeの利用により格安で受講できるのがPEPの最大の魅力で、そこに惹かれて受講を決意しました。大抵の英検1級取得済みで英語の一次試験が免除になっている方には、入会時に購入する『過去問詳解』とオンラインレッスンの10コマがあれば、合格に必要十分と思われます。
ただ、私は通訳のリテンションに難があり、最後まで通訳課題には手を焼きました。結局、一番役立ったと思うのは、「PEP動画ホーダイ」です。実はこれも当初、私にはスピードが早すぎてついていけなかったのですが、9月から3か月間、通訳問題を速いスピードで聞き続けたせいか、実際の試験では、とてもゆっくり出題されている気がして、これまでで一番うまく訳せたような気がしています。
2023年度に合格できたのは、『過去問詳解』と「PEP動画ホーダイ」のおかげと思っています。この試験に合格して思うのは、他の教材に手を出さず、杉森先生のオンラインレッスンと過去問題をこなせれば合格する、ということです。これは,いろいろな教材を使って回り道をした私が言うので間違いありません。
PEPに入会してオンラインレッスンを始める際に、2013年度からの過去問題集を買わなくてはならないことに抵抗がある人がいるのではないでしょうか。私も最初はそうでした。しかし、今考えると過去問がやはり最高の問題集です。しかも10年分あれば、通訳ガイドにとって必要なトピックスは網羅されています。プレゼンでは10年間に同じ課題が2回も3回も出題されています。通訳問題も覚えて使えそうな良問が多く、何度も10年間の問題にあたって英語で口に出すことが合格への近道です。講師自ら全ての問題に英語の詳解を作成しているのは、杉森先生だけと思います。膨大な下調べに基づく『過去問詳解』は、使えるオリジナル英文が満載です。
プレゼンのテーマは①雑煮、②厄年、③ヘルプマーク、でした。②の「厄年」と、①の「雑煮」で選択に迷いました。
食べ物の話題は、どんな問題が出てもある程度答えられる、と思っていました。ただ、その場合、作り方と具材の説明が必須であり、「雑煮は関東風と関西風に違いがあることを説明し、おせち料理につなげられるが、おせちの具材は説明できても、雑煮は味噌の違いはわかるのみで具材はよくわからず、山口ではクジラの肉を使うなどと説明するとややこしくなる」と5秒くらいで判断し、「厄年」を選択しました。
厄年の具体的な説明と厄払いについての説明で時間が使えると考え、関連で神社、神道に関するやりとりに持ち込みやすい、とも考えました。プレゼンの最後は「厄払いは、外国人でも受けられるので、厄年に該当していれば試すといいかもしれません」と結びました。これは、杉森先生の「モデル・プレゼンテーション」からの借用です。
杉森先生が「過去に3回出題されたトピックが6題、2回出題されたトピックが25題あるので、これらは試験に出る可能性が高い」と予想されており、「厄年」はその中に入ってました(3回目の出題)。予想的中です。
通訳課題では、「世界遺産の富士山はその形状の美しさから外国人観光客にも人気の山です。新型コロナウィルスの規制解除以降、富士山の登山者が急激に増えています。一方、転倒などの事故や弾丸登山が問題となっています」というような問題文が出されました。
実務質疑(シチュエーション)は、「富士山の山小屋には客が多く、窮屈で泊まるのは嫌だ。妻もそのように言っている」というような夫婦への対応で、次は妻籠宿、馬籠宿に行く予定となっていました。
対応としては、①まずは、相手の状況に同情の意を表し、②通訳で指摘されていた「弾丸登山」が危険であるこの説明(「五合目と頂上では20℃違うこともあり、特に夜動くと危険で死ぬことあります」)を行い、③日本の山小屋事情を説明(「富士山や槍ヶ岳などの人気の山小屋はいつも満員なんですよ。山小屋に泊まれるだけラッキー」)し、④馬籠宿と関連させて説得(「今日は奥さんを説得して窮屈な山小屋にお泊りください。安全が最優先です。しかし、明日は馬籠で伝統的な日本式の宿にご案内します。楽しみにしてください」)する、という組立で、ほぼ想定どおりのやり取りでした。
まず、夫婦の状況に同情の意を表して、次に、「富士山登山は初めてですか?山小屋に泊まるのも初めてですか?」と私から問いかけました。状況からして、いずれも相手がYESと答えることも想定していました。
このように、実務質疑はシチュエーションを押さえれば、あとはわりと自由に会話を組み立てられるので、楽しみながら訓練できます。
昨年から今年にかけて通訳案内士の需要が増え、多くのベテラン通訳の方は、忙しくてしょうがないという状況のようです。私も、少しずつでも仕事ができたらと思っています。
今後、実際に通訳で仕事をしたいと思っている方は、とにかく早く合格した方がよいと思います。1~2年集中して、この試験に取り組むことをお勧めします。
一次試験さえ突破すれば、二次試験はPEPの教材だけで大丈夫です。一次試験合格から二次試験までの間に過去問をこなすのは困難なので、最終合格へのモチベーションを維持するためにも早い段階で過去問に取り組むとよいと思います。意外と一次の試験勉強の気分転換にもなります。
また、退職後に通訳デビューを考えておられる方は、旅程管理主任者の資格を取って添乗の経験を積んでおくことをお勧めします。団体ツアーの場合、通訳だけでなく添乗の仕事もすることが多いと思います。ツアーコンダクターの仕事も、年を取るとかなり大変なので、自分の適性を早めに見極められます。
「過去問研究なくして合格なし」は本当です。過去問の解答の英語が口から出てくるようになれば合格します。合格だけではなく、通訳実務に必須の表現が身につくと思っています。最後に、PEPの教材を今手にしておられる皆様が、その教材を有効活用されて合格されることをお祈りします。