全国通訳案内士試験は、本当に広い範囲の知識が問われます。
今日は、二次口述に出されたことのある単語や概念のうち、意外なものを集めてみました。気軽にお読みください。
(1)ハーレム(harem)
いきなり何だ、と思われるかもしれません。でも、出ています。
平成27年度のプレゼンで「大奥」が出題されています。大奥の定義は、shogun’s harem です。
お題の説明の中では「正妻」(legal wife)、「側室」(concubine)、「嫡男」(heir)といった単語も必要となります。
ちなみにイスラム教で「許されたもの」を「ハラル」(halal)、「禁じられたもの」を「ハラム」(haram)といいます。ハーレムは後者と同根です。
そして、平成30年度の実務質疑では「ハラル食」が出ています。
2018-19全国通訳案内士試験 二次口述過去問詳解ダイジェスト
(2)多神教、一神教、無神論(polytheism、monotheism、atheism)
このあたりは、スタンダードですね。
平成25年度の「日本の宗教」で、説明に必要な単語です。
通訳案内士試験二次口述過去問詳解 ダイジェスト 平成25-26年度分
(3)助数詞(counter)
これは、そもそも概念を知らない人がいるかもしれません。
助数詞とは、日本語の「~個」「~匹」「~本」といった、数を数える際の単位にあたる言葉です。
日本語の特徴として、この助数詞の種類が非常に多い、ということが挙げられます。
日本語という言語も「外国人観光客の関心事」なのです。
過去問は、平成27年度の「日本語の数の数え方」があります。
全国通訳案内士試験 二次口述過去問詳解ダイジェスト(平成27年度分)
(4)宗教改革(the Reformation)
えっ!これは世界史だろ?と思われるかもしれません。
しかし、キリスト教伝来や「鎖国」(平成26、2020)を説明する際には、世界史の観点から説明できると、高評価です。
2020-21全国通訳案内士試験 二次口述過去問詳解ダイジェスト
(5)振り付け(choreography)
平成27年度に「殺陣」が出されています。殺陣は振り付けの1つですね。
今日はこのぐらいにしておきましょう。好評だったら、また続きを書こうと思います。
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