『モデルプレゼン』の英文

全国通訳案内士試験二次口述の「プレゼン課題」専門のテキスト『モデル・プレゼンテーション集』シリーズは、2014年に最初の「予想問題編Vol.1」がリリースされて以来、おかげさまで順調に発展を続けています。

   

現在では「予想問題編」がVol.4まで、「過去問編」が来月発売予定の16巻まで、の合計19種類、プレゼンの数は393本になります。

思えば、約8年間、平均して毎週1本ずつプレゼンテーションを書き続けたことになります。

「モデルプレゼン」シリーズは、執筆はもちろん、カバーデザインに至るまで、全て私の作によるものです。

この本にはいろいろな要素がありますが、最も大切なのはその英文です。今日はモデルプレゼンの英文作成の裏話をしたいと思います。

まず、最初にワード数は200と決めています。これは、本試験のプレゼンの「2分間」という時間要件に合わせて決定したものです。

古今東西の有名な英語スピーチ(キング牧師の I Have a Dream など)をいろいろ調べてみましたが、どれも(聴衆の拍手の間などを入れても)概ね1分間100 words のスピードで話しています。

実際、200 words のプレゼンを朗読してみると、だいたい1分30秒程度で終わります。教科書の例文としては適切な長さです。

この長さの中に、「導入・本体・結論」の三部構成で英文を作っていくわけです。そして、その内容は「通訳ガイドが外国人観光客に対して話す」という前提で、かつ、普通の日本人にとっても、できるだけ楽しく興味深いものにします。

ちなみに、英文は「英訳」ではありません。最初から英語で書き起こし、英文の完成後に、この和訳文を作成しています。

そして、書いた英文は、ネイティブ校正者にチェックしてもらいます。このネイティブ校正者の方は、いい意味で頑固、厳しい人です。

最初の頃は、文の内容を巡って私とバチバチ(?)やったこともありましたが、8年も一緒に仕事をすると、ツーカーになってきます。

こんな感じで、私は今日もプレゼンテーションを執筆しています。

▶PEPニュース
・毎日の習慣に「タイマー音読」を!プレゼン専用2分タイマーをかけながら、モデル・プレゼンテーションを味わいつつ音読する、という1日2分のエクササイズです。この積み重ねが、ラストスパートでの基礎体力を作ります。
詳細はPEPブログのこちらの記事。

・『モデルプレゼン』売れてます!現在「過去問編」の9、11、13、14巻が在庫切れとなっています。ご注文いただいてお待たせしている皆さん、大変申し訳ございません。再入荷は9/14頃になる予定です。ご注文は引き続きお受けしており、入荷次第、注文順に発送いたします。

↑「根回し」「無礼講」「リボ払い」等の超難問に対する模範解答が掲載されている第9巻

『モデル・プレゼンテーション集 過去問編3』は、在庫の残りわずかです。「日本のバレンタイン」「金沢の名産」「鍋料理」「坂本龍馬」「徳川家康」等々、魅力的なプレゼン掲載。セール中です。

『モデル・プレゼンテーション集(予想問題編)Vol.1』も、在庫が少なくなってきました。本日、追加注文をする予定です。同署は、スカイプ個人レッスンの必携教材にも指定されています。