こんにちは。杉森です。
今日、東京は梅雨前のさわやかな日です。こんな日は、近くの公園に森林浴に出かけたくなります。
さて、森林浴とは樹木が発する空気を吸い込むことにより、リラックスや免疫機能強化などの健康効果を狙う活動のことです。特に、檜や杉などの針葉樹の森がよいそうです。
この「森林浴」は2021年度の全国通訳案内士試験二次口述のプレゼンテーションで出題されています。前回お知らせした『モデル・プレゼンテーション集 過去問編15』に、この解答例を私は書いたばかりです。
そういえば、私の名前は「杉森」ですから、まさに森林浴用の名前ですね(笑)。
下の写真は、長野県の赤沢自然休養林へ私が行った時のものです。赤沢は、森林浴の聖地です。そのいきさつについては、上記の本をご覧ください。
さて、この解答を書きながら思ったのですが、「木の名前」は、結構、通訳ガイド試験に出てきます。私は、ガイド試験の過去問の解答例を作りながら、よく出会っています。たとえば、次のようなものがあります。皆さんは、いくつ英語で言えますか?(答は下に)
・檜⇒法隆寺が世界最古の木造建築、伊勢神宮の式年遷宮
・松⇒盆栽、門松、など
・杉⇒花粉症
・イチョウ⇒ギンナンの説明、秋の紅葉
・カエデ⇒秋の紅葉
・桜・梅⇒花見、工芸品の素材
・桑⇒養蚕業の説明、和紙の材料は楮といってくわ科の植物
・柘植(ツゲ)⇒櫛などの工芸品
・桐⇒タンスや贈答品用の箱など
・樅(モミ)⇒クリスマスツリーの素材だが、日本伝統の長野県の御柱祭の木もモミの木
※赤沢で檜の丸太切りに挑戦中!
これ以外にも、牡丹、躑躅、藤、椿、柿、ビワ、イチジク、ザクロ、漆なども「木」です。使用法も、木材として、花を観賞用に、果実を食用に、油を採る、樹液を採る、等々、様々です。
たとえば、柿は果物だけでなく、木材を茶室の炉縁に用います。桑も葉や実だけではなく、木材として用います。たとえば、将棋の駒台の素材は、桑が最高だとされています。
こういう類の名詞は、「知っていれば誰でも言えるが、知らないと絶対に言えない」単語です。普段からコツコツ学んで「知っておく」ことが必要です。
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上の「木の名前」のクイズの答え
・檜(cypress)、松(pine)、杉(cedar)、イチョウ(gingko)、カエデ(maple)、・桜・梅(cherry, plum)、桑(mulberry)、柘植(ツゲ)(boxwood)、桐(paulownia)、樅(モミ)(fir)、牡丹(peony)、躑躅(azalea)、藤(wisteria)、椿(camelia)、柿(persimmon)、ビワ(loquat)、イチジク(fig)、ザクロ(pomegranate)、漆(lacquer)