合格後6:才能・努力・楽しい自己実現1

前回の投稿では、私が勉強のために見ているYouTube動画をご紹介し、動画というものは、その制作者の人柄等を非常によく伝えるメディアなので、「自分の顔で商売をする」と決意した人にとって、YouTubeはファンを増やすために有益である、というお話をしました。

今回は、実際に私がYouTubeに投稿した動画のうち、これまでPEPメンバー(Skype個人レッスン受講)についてお問い合わせいただいた方が、「この動画を見て問い合わせました」とおっしゃられた動画をご紹介します。

まず、1番目はなんといってもこれですね。

これはもともと書籍『過去問詳解』をプロモートするためのコマーシャルのつもりだったのですが、それよりも学校や講座の宣伝、そして何よりも実際の面接試験をシミュレーションするための教材として、広くご覧いただきました。

お問い合わせをいただいた方の中には、「この動画を見て面白かったが、ちょっと軽薄な感じがして、最初は先生のことを信用していなかった。でも、こうして問い合わせをしてお話をしてみると、大変まじめで実力もある先生だとわかり、とてもよかった(笑)」というふうにおっしゃって下さった方もおられます。

このように、動画は人柄を伝え、問い合わせのきっかけとなります。

この「面接再現動画」は、5年後にリニューアルします。今回は、本のプロモーションではなく、純粋に教材として利用していただくべく、前置きを短くして、本体の面接再現に入っています。最初の作品から5年がたち、動画としてのクオリティがずっと高くなっている点もどうぞご覧ください。

次は、実際に少人数の受講生の方にレッスンをしている様子を撮った教室風景の動画です。

先の「面接再現動画」が演技的な要素が強いのに対し、この授業風景動画は、まさに生で「この先生はどんな教え方をするのだろう」という潜在顧客の疑問に対する答を提供しています。

私も習い事等をするために、教室や学校に通う、という経験があります。こうした場合、最初に問い合わせをする人は、とても緊張します。初めての場所では、たとえ大人でも「ここにはどんな人がいるのだろう。怖い人がいたら嫌だなあ」と思うものなのです。

全く冗談ではなく、最初に門を叩こうとするその学校が「ここは虎の穴(古い!)かも?」とビビッてしまう人がおられるのです。

実際、私のところに最初に問い合わせをされてきた方で「私は心を少し患っており、怒鳴られたり急かされたり、といったことに耐えられないのですが、こうしたことをご理解の上、ご指導いただけますでしょうか」と尋ねられた方がいらっしゃいます。

もちろん、私は「そのようなことは一切ありません。そのようなことをしても教育的効果はなく、そもそも『楽しい学習による自己実現』という当校の哲学に反すると考えます」と即時にお答えしました。

今の世の中、フルコンタクト空手の道場でさえ「うちは、アットホームな雰囲気で多様な道場生が、楽しく稽古しています」と謳っています。

でも、そんな時代でも、やはり最初は緊張して問い合わせを躊躇してしまう、というのがお客さんの性なのです。そんなとき、動画はこうした不安と緊張を払拭するための、極めて有用なツールなのです。

(つづく)