ご存じのように、全国通訳案内士試験は、年に一度だけ行われます。2024年度の年間スケジュールは以下のようなものでした(試験実施団体JNTOのホームページより)。
例年、おおむね同様のスケジュールですので、2025年度受験予定の方は、これを踏まえて自身の勉強計画を立てる必要があります。
ただ、このJNTO公表のスケジュールには、受験者にとって重要なイベントが欠けています。それは、昨日の記事で述べた『観光白書』の公表です。
①ガイドライン公開:2024年5月10日(金)
②官報公示:2024年6月3日(月)
③施行要領公開:2024年6月4日(火)
④願書受付:2024年6月12日(水)~7月16日(火)
⑤筆記試験:2024年8月18日(日)
⑥筆記試験合格発表:2024年9月27日(金)
⑦口述試験:2024年12月8日(日)
⑧最終合格発表:2025年2月7日(金)
最新版『観光白書』は、全受験者必読のテキストです。そして『観光白書』は大部で読み込みには時間と労力がかかります。そして最新年度版以外に、前年度版も読んでおく必要があります。
最新年度版が発表されるのが、おおむね毎年6月中旬です。上記③の後、④と重なるぐらいですね。⑤筆記試験が8月ですから、読む時間は2か月しかありません。
最新版は6月まで待たなければ仕方がありませんが、前年度版は今すぐに入手可能です。
言うまでもなく、この試験対策にインプットすべきは『観光白書』以外にもたくさんあります。
2025年度受験予定の方は、早めに『観光白書』の読み込みに着手することをお勧めします。
大部で読みにくい『観光白書』を読むためには、まず道具をそろえることがお勧めです。
1つはプリントアウトです。
『観光白書』は、国土交通省のホームページよりPDFが無料ダウンロードできます。しかし、これを「読み込む」ためには、プリントアウトし、これに蛍光マーカーを引く、といったアナログなやり方が必要になります。
先述のように『観光白書』は、大部なのでかさばります。また、家庭用インクジェットプリンタの染料インクで印刷したものは、上から蛍光マーカーを引くと、滲むことがあります。
そこで、お勧めはカラーレーザープリンターを用い、両面印刷することです。
両面印刷する紙は、一般のコピー用紙だと裏写りしてしまい、字が見づらいことがあります。裏写りせず、しかしできるだけ薄い紙が理想的です。
お勧めの紙はこちらです(アマゾンで)。
コクヨ(KOKUYO) レーザープリンタ用紙 両面印刷用 マット紙 A4 薄口 100枚 LBP-F1110
ただ、カラーレーザープリンターを持っていない方や、印刷作業が苦手の方もおられます。そのため、PEPでは、『観光白書』の印刷サービスも行っています。上記の用紙に、カラーレーザープリンターで、両面印刷したものをお届けします。
『観光白書』印刷サービス 令和6年(2024年)版 (合計153ページ)
もう1つの道具は、蛍光マーカーです。
私のお勧めは、こちら(アマゾンで)。
ぺんてる 蛍光ペン ノック式 ハンディラインS SXNS15-5 5色セット
ノック式で、片手で扱えるところが便利です。
思ったより大変な『観光白書』の読み込み。まずは、早めに、形から、入ってみてはいかがでしょうか。