あと7日後、2025年2月7日には、本年度の全国通訳案内士試験の最終合格発表が行われます。
発表結果を知る方法には、JNTOのマイページと、官報によるものと、の2つがあります。例年、JNTOのマイページへの反映は、当日の10:00AM頃であるのに対し、官報は8:30AMですので、早く結果を知りたい方は、官報を見るのがお勧めです。
官報には、国家試験の合格者として名前と受験番号が掲載されます。
よい記念になりますので、合格のあかつきには保存されることをお勧めします。
インターネット版官報では、PDFを90日間、無料でダウンロードできます(90日を過ぎると有料になってしまいます)。
紙版の官報は、売り切れた時点で販売終了となります。紙版が欲しい方は、早めに購入されることをお勧めします。
(写真出典:国立印刷局)
国立印刷局の下のページには、国家試験合格の記念のために官報を購入したい方向けの記述があります。
(以下引用)
部売り官報の購入について
叙位叙勲や国家試験合格者の氏名等が掲載された官報(部売り)を記念として購入ご希望の方は、各都道府県にある官報販売所へお申し込み下さい。
なお、部売りについては原則事前申し込み(発行日の5営業日前まで)となっておりますので、ご希望の際は、早めに官報販売所へご連絡されることをお勧めします。
(引用終わり)
現実の官報販売所に朝一番で行けば、おそらく確実に入手できるでしょうが、なかなかそれは面倒ですね。
郵送もあるようですが、郵送の扱いは、全国各地の販売所によって、異なるようです。
紙版が欲しい方は、今日、すぐに問い合わせをされた方がよさそうです。
なお、私は昨年、自分で実際に紙版の官報を購入してみました。その際の顛末をまとめた記事があります。紙版の官報を郵送してもらうために、手間、ヒマ、金、がどのくらいかかるか、についてのレポートです。結構大変でした。
明日ガイド試験最終合格発表(PEPブログ 2024/2/1)
私が合格したのは、平成3(1991)年です(当時の「通訳案内業」免許証)。私は当時の官報を持っておりません。当時はインターネット版官報はないので、官報販売所で買うしかなく、それが面倒だったのですね。
昨年、私は図書館に行って当時の官報を調べて、合格者発表の該当部分のコピーを入手してきました。図書館の職員の方に手伝っていただきましたが、結構検索が大変で、半日仕事になってしまいました。
「通訳案内『業』試験」(現在は「全国通訳案内士試験」)、「運輸大臣」(現在は国土交通大臣)となっているところに、時代を感じますね。
それにしても、このコピーは、だいぶ解像度が落ちています。
古い官報の紙版は、図書館にも保存されておらず、オンライン上に当時の紙版をフォトコピーした画像が残っているだけです。今回入手できたのは、それを再度プリントアウトしたものですから、まあ仕方がないですね。
現在のインターネット版官報のPDFは、これよりはましですが、それでも紙版を原本としているので、完璧ではありません(デジタルで保存してほしいものですね)。紙の質も、それほど上質ではなく、通常の新聞紙と同程度です。
合格記念の官報をできるだけキレイな状態で保存したい、とお考えの方は、ご自身で紙の官報を購入され、原本は直射日光等を避けて保管し、さらに解像度の高いスキャナーでデジタル化しておく、というのがよさそうです。