認知症と語学

 

先日、私が久しぶりに友人と会った際、親の介護の話になりました。その際、友人は「医者から、認知症予防には語学学習が良いと言われた」と言っていました。

調べてみると、たしかにそういったことはよく言われていて「複数言語を話す人は、認知症になるのが約5年遅くなる」という研究結果もあるようです。

このブログを読んでくださっている皆さんの多くは、すでに英語学習に興味を持たれている方だと思います。今後は、語学学習のメリットが英語が特に好きでない人にも伝わってほしいものです。

実は、私は「語学が好きでない」と標榜する人を英語学習に巻き込むことがちょっと得意だったりします。

以前、ある女性の友人と行列に並んでいた際、暇つぶし目的で「英単語クイズ」を仕掛けたことがあります。

その女性は英語は大嫌いでしたが、お花に興味のある人でした。そこで私は、花の名前をクイズにします。

 

私:「椿(つばき)」の英語はな~に?

友人:椿?え~と、知ってたような気がする…

私:「カメリア」です。

友人:あっ、そうだそうだ。カメリアだ。それ知ってた!

 

椿(カメリア)は、カタカナでちょくちょく見かけます。椿油(カメリアオイル)などは、化粧品等にも使われているので、知っていたのですね。

 

私:じゃあ第2問。「躑躅(つつじ)」の英語はな~に?

友人:ツツジ?何だろう。これも知ってるかも…

私:「アゼリア」です。

友人:あっ、そうだそうだ。アゼリアだ。それも知ってた!

 

日本語の中には、かなりたくさんの外来語が入ってきています。だから、英語嫌いを標榜する人も、実は自分の好きな分野で知らないうちに英単語に親しんでいたわけです。

このように「あっそうだ!それ知ってた!」という体験をさせることにより、私は最初は嫌がっていた友人をまんまと「英単語クイズ」に乗せることに成功したわけです。

この「英単語クイズ」を行うのに便利なツールが「PEP単語カード」です。

 

 

PEP単語カードのコンセプト(1/13記事)は、「単純で見やすい」ことです。

語学学習が脳に良いことは分かっていますが、そもそも語学学習の「楽しさ」を知らない人を、英語の世界に引っ張り込むには、「単純かつ興味を持って続けやすい」ように工夫することが大切です。

PEP単語カードは、そのエントリーを「知っているか知らないか、だけで勝負が決まる単純な名詞」に限っています。

そして、カード表の日本語面は、「その日本語の単語とフリガナ」のみ、裏の英語面は「その英語の単語と発音記号」のみ、という非常に単純な作りになっています。決して欲張らず、例文や同義語、派生語等の情報は思い切り省いています。それらが美しく読みやすいフォントで印刷されています。

 

カードをリングで綴じる形式なので、どの単語を覚えるか、は、学習者が自由に決めることができます。認知症予防目的で語学に興味がない方に対して勧める場合は、周りの方が、その方の興味のありそうな分野の単語を選んであげるとよいでしょう。単語を選び、出題してあげることにより、コミュニケーションにもなります。

単語カードを「作って」力尽きた、そんな青春の苦い思い出はありませんか?

PEP単語カードのラインナップは、以下の通りです。合計2,309語です。

1.PEP単語カード(本体)

エントリー:1,109語

入手方法:

(1)PDFデーターのみ⇒無料(PEPメルマガ登録者の特典)、アマゾンで専門用紙を購入し、家庭用プリンターで印刷できます。

(2)印刷サービス⇒オンラインストア

単語カード印刷用専用用紙(エーワン マルチカード 30面 単語カードサイズ 穴あき 5枚 51163

 

2.PEP単語カード Appendix ①

(1)エントリー:300語

(2)入手方法:オンラインストア

 

3.PEP単語カード Appendix ②

(1)エントリー:300語

(2)入手方法:オンラインストア

 

4.PEP単語カード Appendix ③

(1)エントリー:300語

(2)入手方法:オンラインストア

 

5.PEP単語カード Appendix ④

(1)エントリー:300語

(2)入手方法:オンラインストア

カード用のリングは、直径30mmのものが使いやすいようです。

コクヨ カードリングパック入り 2号内径30mm10個入 2個セット