プレゼンのお題を考える視点として「観光VS非観光」以外に、「広いか狭いか」があります。
「広いお題(開いたトピック)」とは、たとえば「日本の国立公園」(2023)などが典型です。このお題は、全国に35ある国立公園全てについて述べることを求めているのではなく、明らかにどれか1つ、例を挙げて説明することを求めています。このように、お題自体が指すものが広く、解答者が自分で好きな具体例を選べるトピックを「広いお題(開いたトピック)」といいます。
これに対し「狭いお題(閉じたトピック)」とは、逆に「言わせようとしていることが特定されている」もので、たとえば「血液型」(2015)などが典型です。これは日本発祥の「血液型性格論」を説明させるものですね。
一般に「広いトピック」の方が「狭いトピック」よりも受験者にとっては話しやすい、といえます。
では、今年度の出題を「広い vs 狭い」の視点から見てみましょう。
独断と偏見で「狭い」につき、「ピンポイントの知識が必要で、かつ関連過去問がない」という観点から選び、マークしてみました。
時間帯5の①「鱧(はも)」には、少々驚きました。
そもそも「鱧」は英語で何というか?これは単語力の問題ですね。
PEP単語カードAppendix ④に「鱧」はエントリーされています。
鱧は英語で、pike conger とか、conger eel といいます。
いや~本当に難しい試験ですね。
ただ、プレゼンは三択です。3つの中で1つでも「何とかなる」のがあれば、それが合格レベルです。