お待たせいたしました!『2023年度 全国通訳案内士試験二次口述過去問詳解(下)』の出荷準備が整いました。
アマゾン販売に先んじて、PEP英語学校オンラインストアにて発売開始です。
スカイプ個人レッスンの現受講者の皆さんには、昨日、発送しておりますので、そちらをお受け取り下さい。
資格試験の勉強で、過去問研究が最重要である理由を、誤解を恐れずあえて単純に言うと「また出る」からです。
資格試験の趣旨は、受験者が一定の能力を有することを権威筋(国家試験の場合は国家)が保証することです。
「一定」とは、範囲とレベルが一定ということです。試験の年度によって、合格者の知識・技能の範囲とレベルにばらつきがあるようではいけないわけです。だから、出題者としても、同じ問題を出さざるを得ないのです。
下は、2023年度の出題一覧です。ここから、今年の出題を探ってみましょう。
過去問再出題の可能性が高く、準備の必要性が高いものは
①過去2回出題されたもの
②過去3回出題されたもの
③過去1回出題されたもののうち、普遍的な観光アトラクション
です。
2023年度の出題のうち、①に該当するものは
合気道、盆踊り、もんじゃ焼き、熊野古道、桜前線、風呂敷、元号、国立西洋美術館、小倉百人一首、琵琶湖、日本の国立公園、コミックマーケット
②に該当するものは
桃の節句、厄年、
です。
上記は、プレゼン課題ですが、全出題36問のうち、14題が再出題(2度目ないし3度目)であり、再出題率は何と38.9%です。
プレゼンはご存知の通り三択ですから、計算上、過去問を知っていれば、出されたお題のうち必ず1つは知っているものがある、ということになります。
なお、再出題は2、3年のインターバルを経てからのことが多いのは事実ですが、2年連続で同じ出題があったこともあります(例:2014、2015の「東海道五十三次」や、2015、2016の「日本の城」など)。
過去11年の出題のうち、1度出題された「普遍的な観光アトラクション」のうち、私が再出題の可能性が高いと考えるものについては、「特別動画セミナー」で用いている「スイカのレジメ」に記載されています。
このレジメは、動画セミナー視聴を申し込まなくても、誰でも自由に無料でダウンロードできます。