祝日の数は?

明日、7月15日(月)は、「海の日」(Marine Day)ですね。国民の祝日です。

日本の祝日についての知識は、通訳ガイド試験の伝統的出題分野です。一次筆記の一般常識や、二次口述でもよく問われます。

海の日について、調べてみました。

海の日は、1995年(平成7年)に制定されて1996年(平成8年)から施行された日本の国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日であったが、2003年(平成15年)に改正された祝日法のハッピーマンデー制度により、7月の第3月曜日となった。(Wikipedia)。

「ハッピーマンデー」は、2014年度の二次口述プレゼンに出題されています。

通訳案内士試験二次口述過去問詳解 ダイジェスト 平成25-26年度分

海の日の由来については、以下のような記述がWikipediaにありました。

祝日化される前は「海の記念日」と呼ばれていた。海の記念日は、1876年(明治9年)に明治天皇が東北地方に巡幸した際、従来の軍艦ではなく灯台視察船「明治丸」で航海し、7月20日に横浜港に入港して横浜御用邸伊勢山離宮へ還幸した史実から、1941年(昭和16年)に逓信大臣の村田省蔵が提唱して制定された。

明治丸はその後、東京商船学校の練習船として使用され、現在は東京海洋大学越中島キャンパスに保存されている。(Wikipedia)

 

海の日は、比較的新しい祝日のイメージでしたが、由来は明治天皇だったのですね。

名前からは分かりにくいが、明治天皇が由来である、という祝日として、もう1つ、「文化の日」(11/3)があります。

この日は、もともと「明治節」といって、明治天皇の誕生日でした。

戦後、なぜか新憲法の発付の日として、この日が選ばれました。ただ、この日を「憲法記念日」とすることには政治的問題があったので、「文化の日」とされ、憲法記念日は、ちょうど半年後、新憲法が施行された5/3になった、という裏話があります。

「文化の日」は、2016年度の二次口述プレゼンに出題されています。

通訳案内士試験 二次口述過去問詳解ダイジェスト(平成28年度分)

 

なお、表題の問い「祝日の数」の答ですが、日本の祝日の数は、現在16です。