ひな祭りも過ぎ、桜の開花が気になり始める季節ですね。
そういえば、今年度の全国通訳案内士試験二次口述プレゼンでは「桃の節句」(3度目)、「桜前線」(2度目)の出題がありました。
東京の今年の開花予想は3/25だそうです。
One famous historical figure known for loving sakura is Saigyo, a samurai-turned priest and poet who traveled around the nation in the 12th century. He composed a famous poem expressing his dream of dying under a fully blooming sakura under a full moon in March, which, surprisingly, came true.
(桜を愛したことで有名な歴史上の人物に、西行という人がいます。西行はもともと武士でしたが、出家して和歌をよくしつつ、日本中を旅して周った12世紀の人物です。彼の有名な歌に、3月の満月の夜、満開の桜の下で死にたいものだ、という自らの夢を詠んだものがあり、驚いたことに、この夢は実現しています。)
(『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅷ』「桜前線」より)
(続き)
Some people today identify with Saigyo and travel northward chasing the sakura zensen in order to see the sakura as long as they can.
(現代人の中には、この西行に思いを馳せ、できるだけ長くその年の桜を見るために、北へ北へと桜前線を追う旅に出る人もいます。)
この “identify” は、カタカナで「アイデンティティ」と使われるのを見てもよく分かるように、日本語にはこれにピッタリあたる語がないため、日本人の英語学習者にとてはチャレンジングな言葉です。
その語義は「感情移入する」とでもいった意味で、訳語としては「なりきる」「自らを投影する」「惚れ込む」等々が可能ですね。
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