今年は、新年から災害や事故が発生し、波乱の幕開けとなりました。被災者の皆様にはお見舞い申し上げます。
こんなときには、直接の当事者にならなかった人たちの間で、自粛ムードが起こります。
そうした感情は、もちろん理解できます。ただ、こうした災害時には、現実の救済を、それが必要な人へ届けることを最優先すべきだと私は思います。
すなわち、一般の人たちは、自粛はやめて普段通りの活動をし、経済を回し、被災地域への援助は、自由な現金の寄付により行う。それ以外の現地との現実の折衝等は、専門家に全て任せる、ということですね。
たしかに、人が大変な思いをしている時に、自分だけ楽しむ、というのには罪悪感や抵抗感が伴います。
ただ、突き詰めて考えれば、この世に誰か不幸な人がいる限り、自分は楽しみを得てはならない、という規律で我々一般人が生きていくことはそもそも不可能です。そういうことができるのは、キリストやブッダなどの特別な人だけです。
そうだとすれば、やはり、自粛を自分や他人に課することはやめ、合理的な選択をすべきでしょう。
私がときどき拝見しているYouTuberの高須先生の動画を下に貼ります。先生も同趣旨のことを述べられています。