試験に合格したい、資格を取りたい、と思ったとき、どうすればいいか、その方法を3つ考えてみました。
(1)勉強を楽しむ
「努力する者は楽しむ者に勝てない」は、孔子の言葉です。
では、勉強を楽しむためにはどうすればいいか。
知ることの楽しみ自体の味だけで勉強が続けば一番ですが、普通の人にとっては、これだけでは弱い。やはり「結果が出る」というのが、一番モチベーションが上がります。
そこで、結果を出す(試験合格の成功体験を積み重ねる)ための方法論が問題になります。
(2)勉強法を知る
世に資格試験はたくさんありますが、これらに受かるための方法論は、共通しています。
それは「問いに答える」です。これに尽きます。
資格試験というのは、国などの権威筋が、ある分野における一定の能力を持つと認められる人に対し、お墨付きを与える制度です。
平等に一定の能力を測るために問う問題は、一定である必要があります。そして、その答を採点するためには、一定の基準が必ず存在します。
当然のことですが、出題者側が「問う」というのは、出題者が「私には答が分からないので、教えてください」と質問する、という意味ではありません。出題者側は「私が答えてほしいことを答えてください」と言っている、という意味です。
よって、「出題者側が答えてほしいこと」とは何か、を知ることが必要になります。
そして、「出題者側が答えてほしいこと」は、過去問に表れています。
過去問を研究し、それに沿ってインプットとアウトプットを繰り返す。
これが、試験に受かるための普遍の原理です。
(3)勉強を習慣化する
合格率が低く難しい試験は、合格で与えられる資格の価値も高い。それを勝ち得るためには、質量ともに十分なインプットが必要です。
十分なインプットを確保するためには、それなりの教材を準備し、時間を投入する必要があります。
そのためには、環境を整え、勉強を生活の一部にしてしまうのが最良です。
具体的には、紙の本を手元に置き(環境)、スキマ時間を活用する(生活の一部化)などです。
私が、内容が良く、かつ使いやすい教材の開発を心がけているのは、これが理由です。
いかがでしょうか?
たしかに試験において、才能があるがゆえに、少ない努力で結果を出せる、という人は一定数存在します。しかし、特別な才能がなくても、正しい方法の努力を積み重ねれば、試験は合格できます。
才能がなければどうにもならない、というのは、試験合格のその先、プロになった時点のことです。
私は32年前に通訳ガイド試験に合格しましたが、通訳ガイドになる才能は残念ながらありませんでした。
ただ、今は、別の方法でこの資格を生かしています。
試験合格が本当のスタートです。
まずは、正しい努力で、サクッと合格してしまいましょう!