残暑が続く中、少しずつ秋の気配が漂ってきましたね。
朝、散歩の際に立ち寄る公園で、銀杏の実が落ちていました。
来週は、もうお彼岸です。お彼岸とは秋分の日を中心にした1週間。ちょうどこのころ咲くのが彼岸花です。
彼岸とは日本仏教上の習慣で、平安時代、浄土教と末法思想が流行したころ、太陽が極楽浄土の方向である真西に沈む時期、すなわち秋分・春分の頃に、御先祖様に思いをいたす、ということから始まったものです。
さてさて、こうした事物を英語で異文化の人に説明させる、というのが通訳ガイド試験ですね。
その場合、知識と共に必要なのが、語彙(単語)です。
銀杏、彼岸、秋分の日、彼岸花、浄土教、末法思想、極楽浄土…英語で言えますか?
(答は、この記事の最後に)
大学受験、英検、TOEIC、等々、厳しい試験をくぐりぬけてきた人でも、結構、こういう単語は出会うことがありません。通訳ガイド試験をやってこそ、学べる知識です。
ここでいう「語彙力」は、実際に使える語彙力のことであり、学校の単語テストに対応する力ではありません。だから、一夜漬けは効きません。早めの着手をお勧めします。
私は単語学習用の教材として、「たんご三兄弟」を提供しています。
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単語カードの利点は、各単語カード同士の結合、分離、再結合、が物理的に簡単に行えることであり、覚えたい単語だけを持ち運ぶことができるので、スキマ時間の活用に最適、という点です。
これは逆に言うと、覚えるべき単語を学習者が自分で取捨選択しなければいけない、ということであり、その意味で、これは中級・上級者向けの教材、とも言えます。
そして、試験対策としてどの単語を「覚えるべき」か、という点は、過去問を研究することによりわかります。
結局、試験対策を効率よくやる方法は、過去問研究なのです。
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・単語クイズの答え
銀杏:gingko nut
彼岸:equinoctial week
秋分の日:Autumnal Equinox Day
彼岸花:spider lily
浄土教:Pure Land Buddhism
末法思想:eschatology
極楽浄土:Pure Land Paradise
「彼岸」は、通訳ガイド試験二次口述のプレゼン課題に3回出題されている重要トピックです。
1回目:2015年度(『H27過去問詳解ダイジェスト』『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅳ』)
2回目:2018年度(『2018-19過去問詳解ダイジェスト』『モデル・プレゼンテーション集 過去問編10』)
3回目:2021年度(『2020-21過去問詳解ダイジェスト』『モデル・プレゼンテーション集 過去問編15』)
※それぞれ、別バージョンのプレゼン例が掲載されています。
暑さ寒さも彼岸まで
No summer heat nor winter cold goes beyond Higan.