英語を学ぶ者にとって、単語の習得は永遠のテーマですね。
今日は私のお勧めの単語学習法をご紹介します。このメソッドは私のオリジナルです(もしかしたら、先に同じ方法を偶然やっている人はいるかもしれませんが)。
それは、WebサービスのYouGlish(ユーグリッシュ)を用いた方法です。
YouGlishとは、YouTube動画のトークの中から、特定の英単語を検索してくれる(無料)サービスです。つまり、使い方のわからない英単語が、実際に使われている場面をYouTube動画の中から探してきて、見せてくれるのです。
このサービスは、もともと単語の発音を調べることをそのメインの目的にしています。ページのトップにも “How to Pronounce…” というふうに表示されています。
私も、以前からこのサービスを、辞書に載っていない固有名詞の発音を調べるために利用していました。
しかし、YouGlishは、その単語が使われる実際のコンテクストを複数見せてくれるので、一般的な語彙の学習に非常にも、理想的な形で利用することができます。
やり方は、非常に簡単です。その覚えたい単語を検索窓に入れて検索するだけ。これで、その単語が実際の生のスピーチで用いられている動画が連続で表示されます。これを見るだけです。スピーチのスクリプトも表示されますので、リスニングが苦手でも問題ありません。
たとえば、anthropomorphize (擬人化する)という単語をYouGlishで検索してみると、たくさんの例が動画で出てきます。
We anthropomorphize or attribute human-like traits to our pets, or cars, or digital devices.
(私たちはペット、車、デジタル機器などを擬人化したり、人間のような特徴を与えたりします。)
It’s really hard to not anthropomorphize when you see that kind of behavior. And elephants do it over and over and over.
(そのような行動を見ると、擬人化せずいるのが本当に難しいです。 そしてゾウはそれを何度も何度も繰り返します。)
So researchers seemed to anthropomorphize the machine projecting intelligence as I’ve said onto it thinking that the machine could automatically almost comprehend a symbol in the same way that humans do and that robots sensors would mimic humans ability to process meaning from their surroundings.
(そこで研究者たちは、私が述べたように、機械が人間と同じようにほぼ自動的に記号を理解することができ、ロボットのセンサーが人間の周囲の意味を処理する能力を模倣すると考えて、機械に知性を投影して擬人化したようです。)
この anthropomorphize という単語は、発音も、使い方も難しい単語ですが、いろいろな例を動画で連続で見ることにより、だんだん馴染んできて、やがて自然な形で自分のボキャブラリーになります。
「この単語、何度も覚えようとしても、どうしても覚えられない」という場合に有効です。お試しください。