世界史学習(1)

あけましておめでとうございます。

お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

今年もよろしくお願いいたします。

年賀状やメール等で、メッセージをいただいた皆さま、ありがとうございます。大変うれしく拝見いたしました。

先月、全国通訳案内士試験二次口述をお受けになった方は、2月3日の最終合否発表が待たれるところですね。

学習サポートを仕事とする私にとっても、学習者の方々の合否は「結果」ですので、当然気になりますが、人事を尽くして天命を待つ、の心持は受験者の皆さんと同じです。

結果発表まであと約1か月ありますので、待つ間に、次のスタートを切りたいと思います。新年の抱負ですね。

英語で「新年の抱負」は、New Year’s resolution といいます。英語版のWikipediaで、この用語のエントリーがあり、ここには次のように定義づけられています。

A New Year’s resolution is a tradition, most common in the Western World but also found in the Eastern World, in which a person resolves to continue good practices, change an undesired trait or behavior, accomplish a personal goal, or otherwise improve their behavior at the beginning of a calendar year.

(新年の抱負とは、東洋にも見られるが、主として西洋世界において一般的な習慣である。この習慣において人は、新年に臨み、良い習慣の継続、望ましくない性格や行動の矯正、個人的な目標の達成、あるいは他の方法による行動の改善を決意する。)

面白いのは “most common in the Western World” の部分ですね。イメージ的に「新年の抱負」は、お正月を大切にする日本発の習慣のように思われますが、どうもそうではないようです。この「新年の抱負」の習慣の起源については、紀元前2000年の古代バビロニアに遡るとのことです。

通訳ガイド試験の勉強をしていると、しばしば「日本はこんなにユニークです」といったアピールをすることが多くなります。たしかに、自分が最も親しんだ国、すなわち「日本」についての気づきを与えてくれる、というのは通訳ガイド試験の醍醐味です。

しかし、さらに勉強を進めていくと、今度は逆に「実は人間の考えることは洋の東西で大して変わりはない」というふうに思えてきたりします。

実は私の新年の抱負は、世界史の勉強です。お正月休みには、歴史マンガを読んでいました。

小学館のものは、日本史と世界史の両方があり、定評のある山川出版の教科書に準拠しているので、これを選びました。マンガはかさ張るので、電子書籍がお勧めです。ハードウェアは、アマゾンのFireタブレットの一番大きなものがお勧めです。

世界史を学ぶと日本的事物の説明にも、ぐっと深みが増します。例を紹介しましょう。

(2へつづく)