全国通訳案内士試験は、学ぶべきことが非常に多く、本当に大変な試験ですよね。
でも、仕入れた多くの知識が、ヨコに繋がり始め、頭の中でネットワークを組み始めると、記憶の出し入れもしやすく、かつ、とても楽しく勉強できるものです。
例を1つ見てみましょう。
二次口述プレゼンテーション課題の過去問で「おでん」というものがあります。2015年度、2019年度に出題されています(そろそろまた来る?!)。
また「味噌田楽」が2019年度に出題されています。
そして、2021年度に「能面」が出題されています。
さて、三題噺(?)ですが、「おでん」「味噌田楽」「能楽」の関係は何でしょうか?
この知識があれば、例えば「おでん」を説明する際に、「おでんとは、コンビニでも買えるカジュアルな冬の食べ物ですが、実はユネスコの無形文化遺産たる能楽と~の関係があり…」のように、魅力的に語ることができます。
能楽の歴史は、「散楽」が中国より渡来⇒「田楽」を吸収して「猿楽」(「能」と「狂言」)となる⇒明治時代に「能楽」となる、というものです。
おでんと味噌田楽は、能楽の発展段階でこれに取り込まれていった、この「田楽」という田植のダンスが語源です。
田楽の演目に「高足」というのがあり、白衣を着たお坊さんが一本足の竹馬に乗って跳ねる様子が、竹串に刺した豆腐(つまり食べ物の田楽)似ているところから来ているのですね。
おでんは、田楽の発展形で、大都市江戸でファーストフードの需要が高まり、江戸の近く銚子で醤油の製造がされたことなどから、できてきたものです。
英語での具体的な説明法については、上記書籍のプレゼン例をご覧ください。
今度スーパーでおでんを買う際に、その由来を英語で説明できるか、試してみられてはいかがでしょうか?(笑)
▶PEPニュース
・上記プレゼン例の一覧は以下の通りです。
(1)「おでん」(2015)おでんの由来を説明するプレゼン
掲載書籍:『モデル・プレゼンテーション集 過去問編Ⅳ』『H27過去問詳解ダイジェスト』
(2)「おでん」(2019)静岡おでんを具体例としてプレゼン
掲載書籍:『モデル・プレゼンテーション集 過去問編11』『2019過去問詳解(上)』
(3)「味噌田楽」(2019)土方歳三も食べた?!味噌田楽
掲載書籍:『モデル・プレゼンテーション集 過去問編12』『2019過去問詳解(下)』
(4)「能面」(2021)
掲載書籍:『モデル・プレゼンテーション集 過去問編16』『2021過去問詳解(下)』
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