大胆予想!2022年度ガイド試験出題

現在、PEPでは2021年度の全国通訳案内士試験(一次筆記と二次口述)の出題を分析中です。既に一次筆記については、HPにおいて問題と解答・解説を無料で提供しております(こちらから閲覧可)。二次口述については、現在、再現作業が進んでいます(いずれこちらの再現もHPにアップいたします。昨年までの出題再現はこちら)。

この両方の出題を見ると、一次と二次はその出題傾向において趣旨を同一としていることがよくわかります。そして、こうした分析結果をもとに、将来の出題を予想することができます(予想的中一覧)。

そこで今回は、2021年度の出題分析をもとに、次の2022年度の出題を予想してみたいと思います。

予想1:金継ぎ

今年度の一次筆記(英語)に出題された「刺し子」からの連想。近年、ブームになっている。刺し子と同様、「わび・さび」の体現である。「わび・さび」も出題が予想される。

予想2:松山城

今年度の二次口述で「犬山城」(国宝五城の1)と「道後温泉」(松山にある)が出たことからの連想。昨年の二次口述で、国宝五城のうち最も有名な「姫路城」が出たのに続き、今年度「犬山城」が出たので、国宝五城はいずれ全て出題が予想される。

予想3:松島

今年度の一次筆記(地理)と二次口述で「南部鉄器」(盛岡藩、仙台藩の産物)、二次口述で「七夕」(仙台の七夕祭りが有名)が出題されたことから。日本三景は、これまで「厳島神社」と「天橋立」が出題されており、「松島」だけが未出である。

予想5:盆栽

今年度の一次筆記(英語)に出題されている。平成28年度の二次口述に「盆栽」は一度出題されている。今年度の二次口述で「根付」が出題されており、日本的ミニチュアライゼーションの代表格であり、日本文化の象徴である「盆栽」は、何度でも出題されると考えられる。

予想6:生け花

今年度の一次筆記(英語)に出題され、「日本の生け花は枯れた葉も使うのですね」という一文がある。上記のように「わび・さび」に出題者は関心を寄せている点から。

予想7:戦国三英傑

上記の「犬山城」と一次筆記(地理)で「愛知県」が出題されており、愛知県への関心が見て取れる。

予想8:幕末

ガイド試験の超定番。「明治維新」というお題で二次口述にも頻出。本年度の一次筆記(英語)でも幕藩体制、鎖国、開国、戊辰戦争、等が出されている。二次口述でも「五稜郭」「文明開化」が出されている。

いかがでしょうか。いくつかWikipediaのリンクも張っておいたので、なじみのないものがある場合は、今のうちに少しだけでも読んでおかれるとよいと思います。