現在、本年度の全国通訳案内士試験二次口述を受験された皆様から、出題に関する情報をPEP英語学校までお寄せいただいています。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。他に情報をお持ちの方がおられましたら、ぜひ引き続きご協力をお願いします。
さて、お寄せいただいた文中のコメントでわりと多く見られるのが「自分は今年、こんな失敗をしてしまいましたのでたぶんダメ。来年また頑張ります」といったものです。
受験された皆様は、今は2月の結果発表までは宙ぶらりんの状態に置かれますから、いろいろ不安になりますよね。
でも、それはしばしば主観的なものであることが多いのでは、と私は思います。
PEPの会員でSkype個人レッスンを受講し、数年前に合格されたMさんという方がいらっしゃいます。
Mさんは、二次口述2回目の挑戦でした。本試験が終わって私に報告下さった際、「試験場が寒かったので、コートを着たまま面接を受けてしまった。あのマナー違反でたぶん不合格だ」としきりに悔やんでおられました。
やがて最終合格発表の日になり、Mさんから連絡があり、「やはりダメでした。コートを脱がなかったのが敗因です。今回のPEPの飲み会は遠慮します」とおっしゃっておられました。2回目の敗退ということで、かなり落ち込んでおられました。
ところが、少し時間が経った頃、再度Mさんからご連絡をいただき、「発表をよく見たら、自分の受験番号がありました!最初見たときは、PC画面上のPDFファイルが横方向にスライドすることに気が付かず、自分の番号が見えずに見逃していました。PEPの飲み会にぜひ参加させてください!」とのことでした(笑)。
つまり、不安な状態の人は、実際以上に状況を悲観して思い込んでしまうことがよくある、ということですね。主観的には「大失敗」と認識していても、客観的にはそうでもなかった、ということが、しばしばあるということです。
試験は、ひとたび終了してしまえば、もはや受験者側でできることはないのですから、受験者の皆様におかれては、あとの結果は天に任せ、試験の後は楽しい時間を過ごされることをお勧めします。
クリスマス、お正月等のイベントを通じ、これまで受験に協力をしてくれたご家族などへのサービスに努められるのも有意義かと思います。
それから、勉強の方も、ぜひ楽しく続けていただきたいと思います。試験直前期は、やはりどうしても試験自体を目的にした勉強に限定されてしまいますが、試験終了後は、もっと自由に楽しく、合格後までを見据えた勉強ができる時期です。